コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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いのちの山河 日本の青空Ⅱ 吹雪の中、現地ロケ撮影快調!

[加藤善正]
暖冬気味の中、2月に入って寒さや降雪が戻っておりますが、映画「いのちの山河・日本の青空Ⅱ」の現地ロケが2月15日から2週間の予定で岩手県内で行われています。この映画のタイトルも「いのち輝く里」から「いのちの山河」に変更になり、キャストも決まりました。
深澤晟雄役は長谷川初範(彼は私の高校・北海道立紋別高校の15年後輩です)、妻ミキ役はとよた真帆、父親晟訓役は加藤剛、教育長太田祖電役は大鶴義丹、助役佐々木吉男役は宍戸開、ジャーナリスト中野美代子役は小林綾子など、重厚な適役が配置されています。
2月19日には現地エキストラ70名が参加し、豪雪により陸の孤島と言われた沢内村で、深沢村長就任の翌年(1958年)、初めてブルトーザーでの除雪がはじまり、盛岡までのバスの開通式のロケが行われました。当日は盛岡のテレビ・新聞などのマスコミを案内し、私も見学しましたが零下4度の猛吹雪の中3時間ほどの撮影が行われました。

2月21日は深澤村長が福島の病院で59歳で逝去(食道がん)し、1965年1月29日、ご遺体を載せたジープが盛岡から村へ帰るシーン、村民1000名ぐらいが雪道の両側で泣きながら手を合わせて迎えるロケが行われました。21日は、零下6度、一日中吹雪がやまず、神奈川・千葉・東京などからバス3台で参加した方々、盛岡からも18名、地元の方々も大勢参加し、その数は300名を超えるエキストラが延べ4時間ほどの撮影に協力しました。その寒さと長時間の吹雪の中撮影は、参加したエキストラからは「憲法25条の生存権を描く映画とはいえ、我われエキストラは今、生存権が脅かされている」という声が上がるほどの寒さでした。私も50年ほど前、流氷が押し寄せた紋別での登校時の厳寒を思い出す有様でした。しかし、大沢監督の話では「豪雪・厳冬の中で、村人たちの深澤村長の死をいたむ気持ちと、ご遺体を迎える熱い思いが充分に描ききれた」と満足そうでした。岩手県では「製作・上映運動を成功させる岩手の会」を、県内の著名人40名が呼びかけ人になり、12月10日に結成され(私が事務局長)、目下、100口1千万円の製作協力金を実現すべく取り組んでいます。また、3月7日には、この会が主催して「沢内村の生命行政から学ぶ」というシンポジウムを開き、当時の沢内病院長の増田進先生の講演、リレートークなどが開かれます。急なお知らせですが、明日(28日)、「NHKアーカイブス」(10:05~11:25)で、1992年放送の「生命を賭けた対論~岩手・沢内病院の苦闘」なども生かして、桜井洋子キャスターの現地取材を通して放送されます。

地域医療の崩壊、小児科・産科・救急医療などの危機的状況は、すべてこれまでの「いのちを大切にしない政治」の結果であり、後期高齢者医療制度や社会保障制度の崩壊もその現実的な現象に他なりません。「戦争の時を除いて、今ほどいのちが軽んじられている時はない」という指摘も、派遣切りやワーキングプアの続出が示しています。後期高齢者医療制度が始まり、その保険料が払えない人々が5万人になろうとしていますが、もともと年金が無い、又は少なくて年金からの徴収が出来ないこれらの人々が、どうして10割窓口払いの医療を受けることが出来るでしょうか。「金のない75歳以上の老人は、医者にかからず死を迎えろ」というこの制度の本質が明確になってきます。

1960年から、65歳以上の老人と乳幼児の医療費を無料化し、61年からは60歳以上に広げ、「医療・保健・福祉」の包括医療体系を築いた沢内村の地域医療は、結果として医療費を大幅に削減しました。(1980年の統計では、1人あたり老人医療費が全国平均343、751円に対し、沢内村では176,236円。レセプト枚数は全国平均12・63枚、沢内村では14・15枚で受診率が高い=82年参議院での政府委員答弁)こうして、国も深技村長の予言どおり、1973年には国は老人医療費を無料化しました。しかし、中曽根内閣の「臨調・行革路線」による老人医療制度の創設により、老人医療費有料化が始まり、次々と制度改悪を進めついに「後期高齢者医療制度」により、「姥捨て山」を作り出しております。

沢内村の「生命行政」とそれを高く打ち出した深澤村長の「政治哲学・ロマン」と村民の「協同・連帯・自立」の営みこそ、今私たちが学び実践する指針になるに違いありません。「新自由主義・カジノ資本主義」の崩壊が明確になり、私たちもこのイデオロギーに毒されているという反省を確かなものにする上で、この映画の製作・上映運動を是非成功させる今日的意義を、私はあらゆるところで強調しております。

このブログをご覧になった方々も、各地での製作・上映運動に対するご支援を強くお願いするものです。

 

 

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