コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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大学生協の活力の源“GI”

[大友弘巳]
年末、久しぶりに埼玉大学生協を訪れ、施設を見学した上で、専務から現状の概況を、学生委員長からはその活動状況を聞かせてもらう機会がありました。
専務からの概況報告によると、学内人口(在籍者数)は教職員も含めて9,200人弱の中で、毎日の生協利用人数は約6,000人に及んでおり、パソコンは新入生の65%が生協推奨のモデル機を購入していること、共済へは新入生の65%が加入していること、
新入生へのアパートの斡旋でも550人ほど(自宅からの通学生を別にすると下宿生のうち70%近く)が生協の斡旋で下宿を決めていることなど、学生生活の中で重要な費目に多角的にしかも集中的に事業対応の努力がされており、高い利用結集率を実現していると共に、生協の役立ち度への評価が高まり、なくてはならない役割を担っていることが感じられました。

 学生委員長からの活動報告では、今風に学生委員会を愛称“GI”と呼んでいるそうで、埼玉大学生協では40人強のメンバーがいて活動に参加しており、大きな行事だけ取ってみても、4月にスプリングフェスティバル、7月に生協まつり、10月に健康まつりを主催し、11月には大学祭(むつめ祭)にも協力参加しているとのことで、それぞれの準備を考えると1年中忙しく活動しているといえます。
 広報紙の発行や、学生生活に役立つ各種のしおり(最大は「大学生活のしおり」80ページ)の発行なども全てGIのメンバーが担っています。
 さらに、たとえば下宿の斡旋相談の窓口に学生員も参加して自分の体験を語るのが新入生の親から最も信頼されるとのことで、事業活動にも学生委員が利用者の立場で参画していることが大きな成果を作り出すことにつながっているとのことでした。
 また、学生自治会が実質的になくなってしまっている中で、生協の学生委員会の活動は、環境や平和の活動などを含め学生の自治、自主的な活動の柱として、自治会に代わる役割をも担っているとも言える存在になっているようです。
 しかもそうした膨大な活動が、実に生き生きと楽しく元気に進められているようで、埼玉大学生協の良き伝統として定着しているように思えました。

 数年前にコンビニエンスストアがキャンパス内の最も目立つ場所(入り口バス停の前)に導入されるというアクシデントもありましたが、それによる影響も乗り越えたと言えそうです。ここまで生協が頑張ってこられたのは、組合員としっかり一体になっている学生委員会の活動が、組合員の期待に応える事業を鍛え、組合員からの信頼を高めてきたことによるところが大きいと感じた次第です。
 まさに、学生委員会“GI”の活動が、大学生協の活力の源になっていると言えましょう。

 大学生協は、組合員数は学内人口に規定され、事業高は組合員一人ひとりの暮らしへの役立ち度を高め、利用結集を高めていく以外には伸ばしようがありませんので、その努力をひたすら続け、進歩してきたと言えるのではないかと思います。
 それにひきかえ、地域生協では活動エリアを広げる、組合員を拡大する、新店舗を出店するなど、外延的な広がりで事業高を伸ばすことに長く力点が入っていたため、一人当たり利用高を高めることへの取り組みが不十分なままに過ぎてきたきらいがあり、残念ながら組合員一人当たりの利用結集は後退を続けてきています。
 東京などを除いては、いよいよ地域でも人口が減り始めているなかで、しかも収入の低下のもとで消費の切りつめが進んでいる中で、遅ればせながら地域生協でも、一人ひとりの組合員への役立ち度を高め、利用結集を高めることに全面的に注力すべき時を迎えているのではないかと思っています。
 そこには大きな可能性があるはずですし、大学生協の経験からも学ぶべき点があるように思います。

 今回埼玉大学生協を訪れたのは、来年2010年5月に埼玉大学生協の創立50周年を迎えるに当たり、その記念事業の準備会を発足することになり、私もOBの一人として準備会に参加させていただくことになったからでした。
 その場で専務や学生委員長の話を聞いて、生協運動の原点を振り返らされたように感じています。
 私自身は、1959年(昭和34年)3月に北海道から出てきて埼玉大学へ入学し、ふとしたことから、たまたまその年に始まった生協設立準備活動に参加することになったのですが、以来今年は50年目の年に当たっていますので、これから1年余の間、自分の生協人生を振り返ってみる良い機会にしようと思っているところです。



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