コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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旧沢内村村長 深澤晟雄語録

[加藤善正]
11月23日、初雪がかなり残っている旧沢内村(現西和賀町)の沢内病院前に建てられている「いのちの灯」の前で、「老人医療無料化発祥の地記念碑」建立25周年記念「いのちの灯の集い」が県内外の160名ほどの参加で開かれた。主催は「NPO法人輝けいのちネットワーク」(西和賀町)、「記念碑建立実行委員会」(日生協医療部会)、「日本高齢者連絡会」であった。社会保障制度の崩壊、特に医師不足や財政赤字を理由にした産科・小児科・救急医療など、地域医療の崩壊が深刻化し、後期高齢者医療制度の強行に対する怨嗟と怒りが渦巻く今日、熱い思いと闘いの決意に燃える人々が集った。
 13時からの「碑前集会」に続いて近くの老人福祉センターで「25周年のつどい」では12名の「いのちをつなぐリレートーク」があり、16時30分終了後、「沢内バーデン」(温泉施設)で、和やかな懇親交流会が18時過ぎまで行われた。

 この記念碑「いのちの灯」は、1960年、当時の沢内村の「老人医療費無料化」が引き金になって、その後、東京を始め全国の自治体の無料化が進んだが、1983年の「臨調行革路線」により、一部有料化が強行され、これに反対する運動として、「沢内の灯を消すな!」の思いで建立された。

この碑の建つ病院前ひろばには「深澤晟雄氏の胸像が建ち、その近くに10月中旬、「深澤晟雄資料館」がオープンした。この資料館事務局の米沢氏が、「深澤語録」を先の集いの参加者に配ったが、この内容を紹介したい。 *広報活動は村づくりのビタミン剤であり、民主主義の栄養剤である。〔1955年・「広報さわうち」創刊号で編集長(教育長時代)の創刊の言葉〕=広報よりも公聴に力を入れたという。 *私たちは激しく戦争を呪います。人を殺して得られる幸せなど断じてあり得ません。最大の人間苦をもたらす最大のものは戦争であります。〔1957年(村長当選直後)戦没者追悼式の挨拶〕 *本来は国民の生命を守るのは国の責任です。しかし、国がやらないのなら私がやりましょう。国は後からついてきますよ。〔1960年「医療費無料化は法律違反」に反論して〕 *生命の商品化は絶対許されません。人間尊重・生命尊重こそが政治の基本でなければなりません。〔1961年村長選挙で有権者に訴えた言葉〕 *お年寄りを生産能力がないといって粗末にする、そういう姥捨て山のような考え方では社会の秩序は保たれません・〔1961年「岩手県国保連主催の講演で〕 *人命の格差は絶対に許せない。生命健康関する限り国家ないし自治体は格差なく平等に全住民に責任を持つべきである。〔1963年保健文化賞受賞時に述べた言葉〕 *村民が力を合わせればどんなことでもできるということを立証しました。沢内村民であることに自身と誇りを持ってください。〔1964年第1回村民運動会開会式で。村民の前での最後の言葉になる〕 *政治の中心が生命の尊厳・尊重にあることを再確認し、生命尊重のためにこそ経済開発も社会開発も必要だという政治原則を再認識すべきであります。〔1965年 岩手放送ラジオで年頭の挨拶。そして1月28日帰らぬ人に〕

12月10日、『劇映画「日本の青空Ⅱ いのち輝く里」の製作・上映運動を成功させる岩手の会』の結成総会が開かれる。私も発起人として事務局を担当し、県内の40名の有識者・オピニオンリーダーが「呼びかけ人」となって結成される。20名の世話人、15名の事務局体制をつくり、生協県連が狭義事務局となり、事務局長として、1年ぐらいの間、忙しい毎日になることを覚悟している。

今、岩手県では5つの県立病院のベッド廃止、診療センター化計画が発表され、新しい県民運動が盛り上がっている。地域医療の崩壊が「医師不足・財政赤字」を理由に強行されている現在の社会は、先の深澤村長語録を如何に考えるか、私たちも「金がないなら社会保障の後退も仕方ない、100年に一度という経済危機・非常事態だから何とかしなければ」という、「新自由主義」に洗脳されているのではないか、と反省しなければならない。深澤村長がよく言っていたという「昔からいのち有ってのものだね、と言われてきたが、最近ではものだね有ってのいのちの時代になった!」。50年前、この言葉をよく使っていた深澤村長は、今の時代をどのように嘆くのだあろうか。

深澤語録を国会議員や地方の首長・議員へ届けて、憲法25条が規定している「生存権と国・政治の責任」を真正面から突きつけたい。それは多くの国民の「私はいのちが一番大切、いのちに格差や差別があってはならない。だから人の命を大切にしたい。全ての国民・この国の主権者のいのちを何よりも大切にする政治・社会を創るために、自分だけではできないことをみんなの力と一緒にやってみよう」という人々を一人でも増やすために。

 

 

 

 

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