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日本の将来

[吉永紀明]
 麻生首相は「政局より政策」と言いながら、今選挙をすれば自民党が負けることを恐れて、総選挙を先延ばししている。
 そんな中で、先日新聞報道によると、アメリカ中央情報局(CIA)などで組織する国家情報会議(NIC)が2025年の世界情勢を予測した報告書を発表した。
 それによると「今後の20年間が『新秩序への移行期間』で『危険に満ちている』と指摘。第2次世界大戦後に続いたアメリカ中心の世界秩序が崩壊し、国際情勢が不安定化するだろう。アメリカは相対的な優位を維持するものの、中国やインドが多極化時代の新たな大国としてアメリカと影響力を競い合う存在になるだろう。ロシアはそれら3国と並ぶ勢力を確保できるかどうか不透明であり、イラン、トルコ、インドネシアなどの国々が現在より発言力を増すだろう。欧州については『緩やかな成長を続けるが影響力は失われるだろう』。日本は現在と同じ『中の上』程度の国際的な地位を維持するが『米中の経済力や戦略の影響を大きく受ける』と予想。高齢化などの人口構成の変化や政治、経済システムの変化が押し寄せ、自民党一党支配の時代は完全に終わりを告げるだろう」としている。

 アメリカの分析ということも十分考慮する必要があるが、私は極めて適切な予測ではないかと思った。
 それは、同じ2020年の世界情勢を予測した05年の報告書では「アメリカは最も重要な国家であり続けるだろう」としたものに対して、世界情勢はそれを許す状況ではないことを自ら認めたからでもある。
 世界は急速にアメリカ中心主義から、大きく多極化へと向かっている。
 先日の金融サミットを見ても、先進8カ国だけで方針は作れず、中国、インド、ブラジルなど主要20カ国を集めて会議を開かなければ物事が決まらなくなっている。
 資本主義国の優等生だったアメリカが自由主義の下で、世界最大の格差社会を生み出し、金融危機の引き金となったサブプライムローンを生み出した。世界のGMが破産宣告しようとしている。
 2025年を待たずに、この予測はこの数年で実現する状況にあるのではないかと思う。
 日本はというと、戦後自民党政治の下で、数年間は崩れたが、大きくは政権交代することもなく、自民党の一党支配が続いてきた。
 そして、その弊害が官僚機構をもたらし、いびつな自由主義の社会を作り上げてきた。
 歴代の首相は、首相に就任すると真っ先にアメリカに飛んで、認知を受けるという行動をとってきた。
 アメリカ自体が多極化に対応しようというオバマ氏を大統領に決めた。
 従来のアメリカ一国主義でなく、イランとも北朝鮮とも対話しようとしている。
 経済も外交も、発展途上国を含めた多極化の中でしか決められなくなっている。
 日本もアメリカとの関係を見直し、多極化に向けた多面的な独自の外交方針を持つ必要がある。
 「日本は誰が守るのか」という問いに、日米安保を正当化しようとしてきたが、もはや時代遅れの答えだ。
 今こそ、憲法九条を前面に据えて、核の最初の被爆国家として、正々堂々と平和外交を展開したらいいと思う。
 今のままで行けば、2025年に「中の上」で日本がいられるかどうか疑わしくなってしまう。
 将来の日本の国家像をしっかり持ったリーダーが望まれると感じた。

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