コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

今何故  蟹工船?

 [晴3]  
いま何故ブーム?
小林多喜二の蟹工船は80年も前に出版されるや直ちに発禁。著者は捕えられ、獄死し放り出された。文豪志賀直哉が作者の母親宛に「不自然な死去の様子を考えアンタンたる気持ちになりました。」という手紙を送っている。いやな時代だった。その後にどんな時代になっていくか戦争の悲惨な歴史が余すことなく示している。そんな作家の作品が80年後に50万部売れいま若者にブームだという。何故なの? 9月の9条の会学習例会に出てみた。Wさんがクチ火を切った。「みそらの外れにあった町工場が丸やけになった事があるね。中にいた外国人労働者たちが蒸し焼き同然でなくなった」。運輸に関わっているUさんは現場の有様を生々しくはなした。確かに80年前とどっかにている。
蟹工船映画観賞会に90人が
蟹工船の映写会が10月12日市内で開かれた。90人が受付を通った。非人道的であったたことが再認識出来た。抑圧と過酷な労働は極限まで描かれそれが戦争に直結していった歴史を思った。では現代は?今の社会で同じようなことを起こしてはならない。みんなの思いは一緒のように思えた。30代の女性が発言を求められた。
「私わからない。 何であんなひどいところで働かなければいけないの。若い人はいやがるのに」 会場から発言があった。「あの時代の背景は貧乏だった。妻子のためにやむなく過酷な蟹工船で働いた。労苦が積もり積もって蟹工船にたどり着いた。今は形が違っても貧コンが深刻になって来ている。 20代全体と女性の働き手の半分は 非正規だよ。収入が200万以下が圧倒的。今だって収入のめどがつかず結婚すら出来ない。中高年中心に毎年3万人の自殺者がいる 」。小泉構造改革が作り出した格差、排除の事実だった。説得的だった

気持ちよく働きたい
蟹工船の映像の中に 耳に残った言葉があった。親方に要求書を突きつけた場面だった。 
 「気持ちよく働きたい」 「威張るのをやめてください」。「いったい人をなんと思っているのか」 「休ませてください」「 仲間を弔う時間をください」  
 私は63年前のこの言葉を2008年10月に日本で働く いろいろな方に投げかけてみたい気持ちに駆られた。 市役所で 、居酒屋で、 病院で、大企業で、協同組合で、中小企業で 、銀行で働く人たちに。先日 介護士になって1年半たつ若者から電話が来た。彼は難民の子どもとして日本で生まれた。国籍はない。学校でいじめ抜かれ 父が亡くなってからはずっと働きずめ、 週7日間夜アルバイトをしながら 大學に学んでいた。「仕事ドウだい?」と私。「たのしいっすよ。おばあちゃんたちの笑顔、いつも有り難うといってもらえて、いろいろ人生の先輩から教えてもらえるし」声がはずんでいた。彼の言葉を言い換えると「人が目の前にいて働く意味が実感でき 自分の役割が納得できればどんなに厳しい中でも「たのっしいですよ」と言えるということなのだろう 。競争社会の疲弊はますます人々の前に明らかになってきた。足もとで仲間と連帯する以外人間否定の 排除社会からの脱出はないと思えてきた。小説蟹工船が何故売れているのか。過酷な中でも仲間と連帯する姿が希望に見えるからではなかろうか。 働くものを抑圧する社会は必ず戦争に帰結する。9条の会のニュースに蟹工船のことをかいたゆえんである。高橋晴雄

スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。