コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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「子どもの貧困についてのショッキングなデータ」

[少老朋友] 
10月25日、「増える不登校、引きこもり、広がる格差・貧困・将来不安」をテーマとするシンポジウムに参加する機会がありました。
 「生協OB九条の会・埼玉」で「子どもの貧困」をテーマに学習会を28日に開催する予定があったこととの関連で関心を持ち、このシンポジウムに参加することにしたのですが、埼玉県内で起きている事例を具体的に知る良い機会となりました。

 シンポジスト3人のうち、2人は高校の教諭OBと、高校の現職教諭でしたので、高校生の中途退学が近年急増していることに心を痛め、子どもたちの相談相手になって悪戦苦闘してきた体験に基づくリアルな報告と、独自に調べた実態調査の結果の報告は、普通にはなかなか得られない情報であり、参加者に衝撃を与える内容でした。

 私が特に驚いたのは、高校生の中途退学率と授業料の減免を受けている生徒の比率の傾向がほぼ同じであるばかりではなく、入学試験の成績によって埼玉の県立高校のグループ分けをしてみた結果では、成績のレベルの格差に比例して、グループ間の授業料免除率並びに中途退学の発生率に大きな格差ができていることが明瞭に表れていることでした。

IMG.jpg

 このグラフは、埼玉県内の県立高校145校を、入学試験の成績順に約30校ずつAからEまでの5つのグループに分けて、授業料減免率、及び、中途退学発生率のそれぞれの平均値をグラフにしたものです。
 入学試験の成績の順に比例して、成績の高い高校では授業料の減免率も、中途退学の発生率も低いのに対して、成績の低い高校ほど両方とも率が跳ね上がっていくことが、整然とした階段状に格差が付いて行く形で現れています。
 成績の高い高校は、ほとんどの生徒が豊な家庭の子どもたちである高校であり、成績の低い高校ほど貧困家庭の子どもが多い高校であることが明瞭に示されているといえます。

 Eグループの数値はグループの平均ですから、個別にはその中でも格差があり、中には中途退学率50%を超える学校もあるとのことでした。
高校生としての3年間のうちにクラスメイトの半数が中途で退学してしまうということは、空恐ろしい気がします。
身近な埼玉県の公立高校でそういう事態が現実のものになっているということを全く知らずにいた私にとっては、本当にショッキングなデータでした。

しかも問題なのは、1997年度の入学者に比べて、2004年の入学者の中での授業料減免率も中途退学発生率も大幅に高まっていることです。
このことは、この間に急速に貧困家庭が増え、格差拡大が進んでいることを示していると思われますが、中途退学した子どもたちがどんな運命をたどるのだろうかと想像してみると暗澹たるものを感じます。
子どもの貧困の問題は、見過ごしていてはならない時を迎えているように思います。

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