コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

行く年 来る年、 新年への思い

[加藤善正]
 今年もあと3日で終えようとしている。私は今日が御用納めで明日から新年4日まで休む予定である。とはいえ、明日は盛岡市民生協創立まもなく入協して、店長や初代労組専従になったかつての部下(享年73歳)の葬儀があり、正月気分にはなれそうもない。しかし、愚息も久しぶりに帰省するので楽しみは多い。今年は昨年とは大違いで12月にまとまった雪が降らず、元旦からのウオーキングも出来そうである。
 さて、行く年2001年は3月11日のM9の大地震により、岩手の美しい陸中国立公園地帯を襲った大津波は、文字通り1000年に1回ともいうべき猛烈で巨大な威力を見せ、市街地も小さな漁村もあらゆる家屋・施設も漁業・水産業施設も一瞬にして呑み込み、7千人近い人びとの尊い命を奪った。肉親を失った多くの住民の悲しさと無念さ、財産や職場を失い先行き不安に打ちのめされた人びと、避難所から仮設住宅に移ったものの辺鄙な場所で、寒さと隣家の声が筒抜けになる住環境は、「安全・安心」はもとより人間としての「尊厳」も揺らいでいる。

岩手の生協は日生協はじめ全国の多くの生協からの物心両面での多大な救援・支援によって、多面的な活動を展開した。組合員はもとより多くの住民・県民、自治体からも「相互扶助・協同の営み・助け合いの生協の姿が目に付いた」と、高い評価を頂いている。組合員も常勤者も「一人は万人のために、万人は一人のために」の「生協精神」を遺憾なく発揮し、協同の営みを実感として感じ取れた。いわて生協のボランテア活動も目を見張るものがあり、引き続いてその輪が広がっている。
 こうした取り組みが影響しているのか、いわて生協の12年度事業計画は▲4・7億円の赤字予算であったが、11月までの推移を見ると黒字決算が見通せるという。
 多くの人が亡くなったが、私の場合は三人の方の思い出が忘れられない。陸前高田市の村上煕氏は津波の直撃を受けて逝去された。彼は岩手県教職員組合の書記長・委員長から岩手労金理事長、東北労金初代理事長をした方で、定年後陸前高田市で悠々自適な日々であった。こうした仕事での付き合いのほか、長編アニメーション映画「グスコーブドリの伝記」や「アテルイ」の制作・上映運動に協力してくれたほか、岩手における統一戦線的な共同運動、平和運動のために、政党支持は違っていてもお互いに信じあえる中であったし、良き飲み友達でもあった。(享年70歳)
 もう一人は、陸前高田市の農林課長を定年で退職してから、NPOの高齢者支援の活動をご夫婦で取り組んでおられたが、海岸から3キロ近い街中で家屋ももろとも流されて亡くなった。市職労の幹部でもあった経歴から、地域の市民運動にも取り組まれ、私とは「映画・いのちの山河」の地域上映や「ドキュメンタリー映画・こつなぎ」上映会などで、ここ2~3年の付き合いであった。幸いというか、お二人とも奥様は家を留守にしていた無事だった。
 もう一人は直接には津波ではなかったが、前陸前高田市長の中里長門氏が、8月中旬に病死された(享年64歳)。共産党籍を持つ市長で、2期8年の業績も多くの市民から高く評価さえていた。私とは「地方自治に憲法九条・二十五条を活かす岩手県市町村長の会」の呼びかけ人に就任頂き、今年5月ごろに結成する予定であり、この会の事務局を担当する生協県連としては、これから大いに力をお借りするはずであった(この会も震災で1年延期になっている)。
 さて、行く年は、この震災支援活動の忙殺されたほか、TPP問題や原発問題が前面にでて、平和憲法九条を守る運動には余り力が入らなかった。

 来る年は、こうした今年の取り組みを継続して取り組むとともに、国際協同組合年の取り組みも重要である。12月21日結成した「岩手県実行委員会」もとで、協同組合だけでなく商工業者や行政も含めて、「被災地支援・県産品開発・普及運動ネットワーク」の結成を構想している。また、「脱原発・自然エネルギー転換県民運動ネットワーク」を立ち上げ、県や市町村の首長・議員が先頭に立って、各地での脱原発決議や自然エネルギー開発に取り組み、若者の雇用やエネルギーの自給自足を宣言するような運動を、全県民の要請署名運動でスタートさせたいと考えている。
 いずれにしても、正月休みにこうした来る年の県内での市民運動の構想を深めたいと考えている。

スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。