コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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TPP参加反対の闘い、これからが正念場

[加藤善正]

11月12~13日のAPEC首脳会議において、野田首相は「TPP参加国との協議を開始する」という表現で、実質的なTPP参加を表明した。民主党内での反対を押さえ込むための「TPP参加問題民主党PT]を重ねて、「参加国との協議開始」という表現を使い、参加による諸問題や影響についても、政府が入手している情報も隠蔽して、国会や国民に対する正面からの説明を一貫して拒否しながら、ごまかしと詭弁による「国益」という抽象的な言い訳で強行している。アメリカの公的発表に対しても「言っていない内容で抗議しアメリカもわかってくれている」とごまかし、アメリカの「訂正しない」という態度に押し切られている状況からも、これからの交渉は先が見えているともいえる。

国論が二分している、ともいわれるが、世論調査の賛否が二分しているものの、「解らない」という回答が一番多いし、47都道府県知事で賛成者は6知事に過ぎない。また、市町村議会の80%以上が反対もしくは慎重にという地方自治法による正式な「意見書」を提出しているし、これは面積的には全国の90%の地域が反対・慎重に収斂しているともいえる。

こうした国内世論や実際の地方自治体の声、JAはじめ各種団体の反対の行動は日増しに強まり、野田首相は逃れるようにAPECへ出かけて、実質的な参加を表明する姿自身が「売国的なTPP]の本質を示している。しかも、参加表明をしても90日間は協議に参加できず、アメリカの上下院議会の賛同が無ければ、参加が認められないわけだから「アメリカの戦略・国益」「産業界・ウオール街の利益の代弁者=議会ロビーストの賛同」が無ければ、日本の主張は受け入れられないことも明らかである。
アメリカが認める我が国の国益などどこに存在するのか、文字通り、我が国の姿が侵食され益々アメリカの植民地化としての日本が出現する。
11月8日、国技館で開催された6000名参加の「反対集会」で、私は短い時間ながら「TPP参加に反対する東北6県生協連会長声明」の立場で発言した。その中で、「東北だけでなく全国の多くの生協は各地で皆さんと一緒にTPP参加反対の行動をしている」「生協は組合員や全国の生活者が願う食の安全・安心や地域社会の安定のために、食品添加物規制・農薬や遺伝子組み換え食品の表示・BSEなど輸入牛肉規制、そして産直や地産地消運動など顔とくらしの見える生産者と消費者の協同を積み上げ、食料自給率の引き上げに取り組んできた。しかし、TPPが強行されればこうした長い間の運動と事業の根幹が崩れる。」「しかし、日本の生協の唯一のナショナルセンターである日本生協連がこの集会を無視して参加していないということは極めて遺憾である」などと述べたが、日本生協連の参加がないことへの批判に対して、満場の拍手が寄せられた。
11月30日開かれた北海道・東北地連運営委員会では、理事会報告として11月1日に政府に対して「賛否に関する意見表明ではなく、国民的論議を進めるための要請文」を提出したということがあったが、我が国の姿を変えるといわれる生協運動の根幹・存在意義にかかわるこの問題にコミットしないことが正当化されている。
野田内閣は「国益」とは何かをなんら説明しないまま、アメリカの議会の意向に従う道を進みはじめた。しかし、TPP反対の国民的運動は一向に収まる気配はない。むしろ、これから交渉の過程で惹起する諸問題、我々反対陣営が懸念していた問題がクロズアップしてくる。引き続きTPPの危険性を暴きながら、広範な人びととの連帯・共闘を強めなければならない。
岩手県では「TPPに反対する岩手県民会議」(49団体が参加)を中心に、年内にも新たな決意を確認しあう集会を開催する計画である。
年末から新年にかけて、TPP参加反対運動はこれからが文字通り「正念場」として捉えていかなければならない。

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コメント


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日本生協連のTPPについてまとめられたHPがありました。

http://jccu.coop/aboutus/data/pdf/tpp.pdf

加藤さんはこのHPを読まれてどう思いますか?
私は日本生協連は官僚に取り込まれていると思いました。

シェル | URL | 2012年01月05日(Thu)01:29 [EDIT]


加藤さん、すみません。

加藤さんのお考えが農業新聞に書いてありました。
私も同じ考えです。

コープネットといい日本生協連といい、いったいどうなっているのか、腹立たしく、とにかくとうきょう、さいたま、ちばの合併だけは阻止したく、毎日毎日考えています。

私は埼玉産直センターのグリーンボックスを長年食べています。
本当においしく安く、感謝しています。
こんなにすばらしいのにどうして、そういう部分を大切にしていないのか、残念でなりません。

岩手県といえば、私は小沢一郎さんが大好きで陸山会に昨年入会しました。

何がいいのかと聞かれてもよくわからないのですが、たぶん小沢さんのイメージしている社会が私のイメージする社会と一致している部分があるように思います。

そのイメージにむかって歩き続けているように思うのです。

よけいなことを書いてすみません。

加藤さんの農業新聞に書かれた文で心が洗われるようでした。

シェル | URL | 2012年01月05日(Thu)01:47 [EDIT]


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