コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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震災に思う

[吉永紀明]
 東日本大震災に対し、生協OBの皆さんが募金活動や炊き出し、被災地でのボランティア活動などで頑張って
おられることに勇気をもらっています。
 私も募金活動のほかに、先日学校の始業式に間に合わせるために、学用品のセット作業をしました。
 日本ユニセフ協会の依頼で、岩手県の小学1年生から中学3年生までの13000人分の学用品を1人分づつセットする作業でした。
 岡山ユニセフ協会のメンバーを中心に、広島、香川、愛媛のユニセフの仲間、延べ107人で4月7日から13日までかかりました。これには文房具メーカーとキョクトウ・アソシエイツが協力してくれました。「ノート、鉛筆、鉛筆削り、定規、分度器、色鉛筆」などを学年別にセットしました。
 ランドセルをはじめ、学用品を津波で流された子どもたちの、学用品を受け取ったときの笑顔を思い浮かべながら頑張りました。生後5ヶ月の赤ちゃんを背負ったお母さんも参加してくれました。
 現地に行ってボランティアをしたいと思っても、今の体力ではかえって足手まといになると思い、復興までには長い時間がかかると思うので、その時々にあった支援活動を行っていけたらと思っています。

 福島原発の状況は「汚染水の移送が始まった」「4号機に真水を注水して温度が下がった」などの断片的な情報しかなく、原子炉建屋に人が入れないので、実際の状況が良くなっているのか、悪くなっているのかはっきりしない。
 東電の会見、安全・保安院の会見を見ていても、何か違和感をずーっと感じていた。まるで第三者のように数字を述べるだけで、真実味が感じられない。
 何でだろうと考えたら、そう感じた最初は、建屋に入って作業していた作業員が汚染水に足をつけて、被曝をした後、病院に移送される映像を見たときだった。
 白い防護服に身を包んだ5~6人が、青いブルーシートでその作業員を囲んで歩いていた。そしてそのブルーシートの下からサンダルをはいた裸足の足が見えた。まるで、犯罪者を運ぶように、そして放射能は人から人には移らないと言っているのに、防護服で身を包んでいる姿に違和感を感じた。
 危険な場所で、福島の人たちのために身を挺して頑張っている国民的英雄とでも言える作業員を何でブルーシートで囲わなければならないのか。自分たちだけ何故防護服を着て、作業員は裸足なのか。おかしいと思わないのだろうか。
 その現場で頑張っている作業員は、もちろん東電の職員もいるだろうが、多くは下請け、孫請けの人たちだと聞く。その作業員の人たちの8割が被災者でもあるという。
 最初は、食事は1食で、ビスケットとジュースだけだったのが、その後乾し飯とインスタントのカレーなどの2食になったらしい。野菜は放射能との関係で、保存が難しいようだ。お風呂は4日間は入れない。固い床に毛布を敷いて、寝袋で寝る。防護服は着たまま。
 福島第二原発で、診察を行っていた医師は「ストレスがたまり、限界に近づいている」と改善を求める発言をしていた。
 東電の関係者はもちろん、政府も作業員が劣悪な環境におかれていることは知っているのではないか。
 現場で頑張っている人たちがいるから、数字の低下や安定化がもたらされているのではないか。
 そこが崩壊すれば、収束計画もすべてだめになってしまう。
 テレビの「とくダネ!」の小倉キャスターも、まずそのことを最優先にして改善してあげることが必要だと強調していたが、そのとおりだと共感した。
 管首相が、福島県の避難所を訪れたが、帰ろうとしたら「もう帰るのですか。待っていたのに素通りですか」と抗議されて、あわてて戻って陳謝していたが、避難所を訪れたという実績だけ考えて行動していたのでは、被災者からも感謝されないだろう。
 本当に苦労して、現場で頑張っている人たちの声に耳を傾けなければ、共感もされないし、真実は見えてこないと思う。お役所的対応をしていたのでは、福島原発の解決はないと思う。面子を捨てて、あらゆる知恵と総意をそれこそ全ての人に求めていくことが必要になっているのではないだろうか。

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