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日本経団連の米倉会長に抗議を!

「寄稿」

[池上 武]

日本経団連の米倉会長は3月16日、都内で記者団に対し、日本の原子力技術を称賛する会見を行った。

以下、北海道新聞(2011年3月17日朝刊)が報道した記事

原発「津波に耐え素晴らしい」 原子力行政「胸を張るべきだ」
経団連会長が発言


日本経団連の米倉弘昌会長は16日、東京都内で記者団に対し、福島第1原発の事故について「千年に1度の津波に耐えているのは素晴らしいこと。原子力行政はもっと胸を張るべきだ」と述べ、国と東京電力を擁護した。
米スリーマイルアイランドの原発事故を上回る重大事故との見方が強いだけに、発言は波紋を広げそうだ。 
米倉会長は事故は徐々に収束の方向に向かっているとし「原子力行政が曲がり角に来ているとは思っていない」と発言。「政府は不安感を起こさないよう、正確な情報を提供してほしい」と話した。

 私は友人からこのことを知らされ、ビックリした。早速北海道の友人に送ってもらったのが上記の「道新」記事である。

(1)この記事は「道新」以外では見ない。財界トップの記者会見での発言なのになぜ他紙は 取り上げていない のか? ある種の報道管制があったのか?誤報か?それとも各紙のデスクが鈍いのか?財界トップが「消費税の引き上げは必要」「法人税減税引き下げ要求」などは大きく取り上げているのに。
日本経団連で誤報と報じた情報もない。経団連のHPには一切収載されていない。
道新は「米スリーマイルアイランドの原発事故を上回る重大事故との見方が強いだけに、発言は波紋を広げそうだ。」と報じている。

(2)今、福島原発は全日本を混乱に陥れ(住民の避難と作業員の被曝の危険性、地方自治体ごと移転、野菜・牛乳・水汚染、放射能雨の恐怖、就学児童の教育問題、企業活動や働く人々の仕事問題などなど)、先行きが見えない。
 この段階で、この発言をするとは人間としての感性・理性を疑う。
 経団連は3月11日に米倉会長名で以下の声明を発表している。この主旨とも矛盾する。

  3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げま すとともに、被災された地域の皆様に心よりお見舞い申し上げます。 また、救援、復旧活動にあたられている全ての方々に、心より敬意を表します。 日本経団連と致しましても、被災地の支援、復旧、復興に向け、全力で取り組んで参ります。 
          (社)日本経済団体連合会  会長  米倉 弘昌 
 
(3)私たちは市民の側、住民の側からこの発言を糾弾しなければならない。
① この発言は16日という緊迫した事態の中で行われている。
・ 読売新聞16日付け一面トップ「超高濃度放射能が拡散 『身体に影響の数値』30キロ内、屋内退避」
・ 毎日新聞16日付け一面トップ「高濃度放射能漏れ」「4号機で爆発」
・ 河北新報16日付け一面トップ「高濃度放射能漏出」「2号機格納容器損傷・4号機火災」
発言の根拠を明確にしてもらう必要がある。
② 発言は「大事故にならない限り問題なし」の姿勢としか考えられない。既に東日本大震災は死者3373名、行方不明者6746名という大惨事の時点で行われた発言である。人命軽視も甚だしい。
③ 米倉会長の発言は公式のものであり、日本経団連の総意を代表するものと考えるしかない。福島原発事故を終息させる意味でも、原子力行政を転換させる意味でも、発言の真意を質し、抗議すべきと考える。
④ ぜひ抗議を!抗議先は以下の通り。封書、ファックス、電話、様々な形態が考えられる。
(日本経団連)
東京都千代田区大手町一丁目3番2号 経団連会館
    (会長)米倉弘昌
電話(03) 6741-0101  ファックス (03) 6741-0301

(4)数年前、私はNHKラジオで、住友化学の米倉社長(会長?)が「アフリカでマラリア撲滅運動を進めるために蚊帳を贈っている」という話を聞いた。(年度、米倉会長か社長かは覚えていないが、米倉さんのインタビューであることは確かである。)
その時、彼は「マラリアで年間100万人(200万人と言ったかもしれない)が死んでいる。その大半は子供である。蚊帳を使えば死者が劇的に減る。ぜひ蚊帳で子供をマラリアから救ってほしい」と語った。
私はその人道主義に感激したものである。
 しかし今回の発言を見ると、同じ人間の言葉とは思えなくなった。原発で人命と生活が破壊されようとしている時に、それを称賛しているからである。 一方で人命を軽視し、他方で崇高な理想を語る。これはあり得ない。片方が偽りである。

手紙・ファックスは「小さな声」かも知れないが、こうした「声」の積み重ねが世論を作り、世の中を変えてゆくと信ずる。

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