コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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Aさんへの手紙

[吉永紀明]
 すっかり、ご無沙汰してしまいました。
 よい年をお迎えのことと思います。昨年12月に72歳の兄を亡くしましたので、新年の挨拶は失礼しますが、今年もよろしくお願いいたします。
 ところで、先日新聞を読んでいたら、ドイツの保険会社の年次報告で、2010年の大規模な自然災害による世界の死者は約29万5千人に達したそうです。
 同社が世界的な災害調査を開始した1980年以降では、エチオピアの食糧危機などで、約30万人の死者が出た83年に次ぐ犠牲者ということです。
 確かに昨年は、私の関係しているユニセフでも、緊急募金に取り組んだハイチやチリ、中国の大地震やパキスタンの大洪水など大きな災害がありました。
 特にハイチの大地震では22万人以上が亡くなりました。
 このような自然災害が発生すると、子どもたちが一番に被害を受けることになります。

 昨年9月に国連において、ミレニアム開発目標の中間点検が行われました。
 ミレニアム開発目標とは、1990年の数値をもとに、2015年に達成すべき目標を国連が定めたもので、次の8つの目標があります。
①極度の貧困と飢餓の撲滅
 ・1日1ドル未満で生活する人口の割合を半減させる。等
②普遍的な初等教育の達成
 ・すべての子どもが男女の区別なく初等教育の全過程を終了できるようにする。
③ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
 ・初等中等教育における男女格差を解消する。
④乳幼児死亡率の削減
 ・5歳未満児の死亡率を3分の2減少させる。
⑤妊産婦の健康の改善
 ・妊産婦の死亡率を4分の3減少させる。
⑥HIV/エイズ、マラリアそのほかの疾病の蔓延防止
⑦環境の持続可能性への確保
 ・安全な飲料水を持続的に利用できない人の割合を半減させる。等
⑧開発のためのグローバルパートナーシップの推進
 ・開放的でルールに基づいた予測可能でかつ差別のない貿易、および金融システムのさらなる構築を推進する。
  など
 国連のバン事務総長はこの会議で「このままの状況で推移すれば、2015年までにこれらの課題を達成することは極めて難しい」と述べ、先進国の一層の協力を要請しました。
 ただ、これらの課題のうち、前進しているものもあります。
 例えば、ユニセフが大きなテーマとして取り組んでいる「5歳未満児の死亡率を削減する」課題では、1990年に1240万人だった5歳未満児の死亡数を昨年9月に年間810万人まで減らすことができました。
 5歳未満児の主要な死亡原因である、はしか、下痢性疾患、肺炎、マラリアなどに力を注いできたことで、死亡数を下げることができました。
 これら8つのテーマは、1989年に国連で採択された「子どもの権利条約」の内容と共通する課題が多くありますので、ユニセフとしても大きな関心をもっています。
 私は、これらの課題は発展途上国だけの問題ではないと思っています。
 子どもに対する虐待は、日本でも多く発生しています。いじめもあります。自殺数は毎年3万人を超えています。児童ポルノに対する問題も解決していません。仕事に就けない若者が増えています。
 「日本は先進国」と大きな顔ができない状況にあることを、私たちは考えなくてはいけないと思います。
 12月21日に「ハンド・イン・ハンド」の募金活動を行いました。ユニセフ岡山県支部として、岡山・倉敷の4箇所で取り組み、22万円を超える募金をいただきました。
 今年もくらしにとって、厳しい状況が予想されます。
 この正月に娘夫婦が孫2人を連れて遊びに来ました。
 孫の相手をしながら、この孫たちを含めて、世界の子どもたちが未来に大きな希望を持って生きられるように、ささやかですが力を尽くしたいと思いました。
 今年もよろしくお願いいたします。

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