コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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生協の歴史と明日とー

連帯問題を中心に
「斎藤嘉璋」

 この間、大学生協連の50周年、同東京事業連合の40周年、東京都生協連60周年に関連し、その歴史について語ったり書いたりすることが続いていました。その余波で29日には日生協職員有志がやっている協同組合塾でも生協の歴史について語りました。この塾は賀川豊彦献身100年を契機に賀川に関する学習からはじめ、協同組合理念や歴史などを学ぼうとしています。
 私の話は別として、終わってからの参加者の交流で皆さんが生協に関する歴史や理念に強い関心をもっていること、そして議論好きだということに久しぶりに感心しました。最近の生協の職場では(日本生協連をふくめ)、生協の在り方などをめぐり若い人が議論しあうといったことが少ないと感じていたので喜ばしかった。その集まりには賀川記念館館長の賀川督明・一枝夫妻なども参加されていたが、そのような外部の人からも生協の現状についての感想もだされました。
 その一つで良く考えなければと思ったのは「最近、東京から山梨に移り山梨の生協で総代などで生協活動に参加しているが、東京の場合と違い生協も小さいせいか身近だが、産直の農家との関係などを含め地域での交流が身近でたのしい」という発言でした。この組合員が感じる「身近さ」は組合員同士でも職員との関係でも生協の「絆・信頼」のもとになるもので、大東京の100万人を超える組織ではすでに希薄になっているようです。

総代と総代会のこと 私が関係している東都生協で今年の総代会に参加して問題だと感じたのは、総代会へ実出席総代の数が減少してきていることです。総代の90%が出席して総代会は成立していますが、その40%は書面出席という状況です。本総代会までに地区別総代会など何回も参加する(しなければならない)会議があるので、その参加状況もふくめないとこの数字だけで評価はできないかもしれません。しかし、組合員同士の関係、生協との関係の強さー身近さがどうか心配です。
 私の知人で埼玉のある生協の非常勤理事をやられている方からは「総代のなり手がいない、なった人も会議に出るのに手当はでないのかと言う、といったことが課題」と聞きました。総代の状況はその生協の組合員の状況―生協への信頼と期待の強さを反映しています。
 田辺さんはこのブログで生協法改定で合併決議が総会でなく総代会でできるようになったこと、その場合は全組合員の出資金が自動的に新生協に移ること、について疑義を表明しています。「私たちを代表する総代だ」という組合員との関係が希薄な総代が、生協への理解と責任感がよわいまま100万組合員の将来にかんする合併などを決定できるー私にはそのような法律改正は「よいこと」だとは思えません。
(愛知県内での合併については全組合員の合意をえられるよう丁寧に運営すれば総代会でもありうるかと思いましたが、その状況を知りたいものです。田辺さんはその合併に関連し、いくつかの危惧を持っておられたようですが、その内容も教えてください)

県越えではなく都内生協の連帯
 東京都生協連の60周年企画では、私は田中尚四さんと一緒に2度ほど東京の生協の歴史について東京都生協連の役職員やOBを前に昔話をしました。
そこでは二人とも、東京では合併の推進を図ったが、一方で一定のルールを守れば生協間競合は「消費者の選択の自由を保障する」ものとしてありうるという立場をとってきたことに触れました。他の県では地域協定をして競合を防いでいるといった例があるが、東京都生協連はそうしなかったわけです。その結果、ネット、パル、生活クラブの3事業連合の中核生協と東都生協の4生協が主要生協として競合しあっている状況です。
 田中さんはその歴史講話の最後に県域を超える合併が検討されていることについて、「よく考える必要がある」として、事業連合でやることの追求と一方での地域密着型の追求の必要性を強調されました。「私のマンションにも毎日3生協の別のトラックが来ているが、そのような生協のインフラが統合される意味は大きい」と都内での新たな連帯の在り方検討を訴えました。
 私の県域越え合併反対論はこのブログでも発表済みであり、都連関係者も知っていることなので歴史講話の場ではあまり触れませんでした。6月29日の東京都生協連の総会の後の懇親パティ―では都連友の会会長として、都内での生協間連帯の強化について訴えましたが、同副会長の下山さん(元首都圏事業連理事長)の挨拶の方がインパクトがあったようです。彼は「田中さんや斎藤さんは県域越え合併に反対しているようだが、私もわがグループ(パル)でのそのような動きには反対だ。今やるべきは組合員活動の強化だ。組織がスカスカなのに地域を離れて何をやろうとするのか」という先輩としての訴えでした。(パルグループでは県域越え合併について一部にそのような意見があったが、組織的には検討することにはなっていないという)。
なお、下山さんは私の「拠点とか異端とかを克服して」の訴え(このブログ3月)には「すぐには賛成できない」と言われたが、どのような将来をイメージするか話し合いをしたいと思っています。
 問題はいま進められているネットグループの3生協が首都圏で合併となれば、そんな話は検討の余地もなくなるということです。3生協合併はその組合員や役職員の将来だけでなく、東京など3県から関東甲信越、そして全国の生協の在り方に後戻りできない影響を与えることです。
この問題で日本生協連のリーダーは「各生協が理事会や総代会で決めて進めること」と見守る姿勢―発言停止ーです。3生協のリーダーとその理事会は3生協の合併のメリット、デメリットを考えても(実際はまだ十分考えられていないと私は感じる)、そのために都内生協の連帯や首都圏や関東圏全体の将来はどうなるか、責任をもつて考えてはいないようです。それは連合会が考えるべきことと言うのでしょう。しかし、日本生協連だけでなく、東京、埼玉、千葉の県連関係者も発言はなく、私には心配です。
(次回、大学生協の歴史との関係で「事業連合」について触れたい。)

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