コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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冬の兵士・8都市リレー証言集会の準備進む

[加藤善正]
低温など春の不順な気候が終わって、今度は酷暑が続く夏。気象庁の「北日本は冷害」という予想に心配していただけに、この暑さも我慢しなければと、穂孕みつつ伸びている稲を見ながら思っている。
6月26日の大友さんの記事以来、1ヶ月もブログへの投稿がないのはさびしい限り。そこで、近況など思いつくまま書いてみることにした。
1)参議院選挙の結果は昨夏の衆議院選挙が「幻」に思えるほど、民主党の大敗、みんなの党の躍進、地方の1人区での自民党の勝利、共産党と社民党の高齢化と地盤沈下、などが明らかになったと思う。この背景などは連日マスコミで評論家たちが勝手な分析をしているので、あまり自論を述べないが、この間の民主党内閣を見ると、かつて、小沢一郎が福田内閣との大連立を図ろうとしたとき、「今の民主党では与党として政権を担う自力がない、連立のなかで力をつけてから政権を担うべきだ」という発言をしたが、長年政権与党として清濁(濁濁?)併せ呑んで、権力を動かしてきた小沢一郎の「本音」であったのではないか、とさえ思える。 もうひとつは、地方の一人区での自民党の21勝8敗という結果である。第1次産業はじめ、地方経済の衰退は目を覆うばかりである。商店街はシャッター街・居酒屋街二なり、高齢化・独居老人が進みまともな若者の仕事場は失われ、先行き不安が増大している。地方自治体の財政危機は住民サービスを次々削りとり、公務員への羨望と嫉妬が渦巻いている。こうした現実はこれまでの自民党政治の結果であることは、誰でもが認めているのだが、こうした地域での自民党の議席回復は、国民・有権者の政治能力の限界性を感じざるを得ない。あるいはあまりの厳しさゆえに、民主党政権への期待が大きくあったのに、その政治的効果が実感できず「近視眼」的評価をせざるを得なかったともいえよう。

これからの政治は何があってもおかしくない位の混迷と行き詰まり、右往左往する場面が続くが、結局は財界とアメリカに追従するこれまでの路線、弱肉強食の新自由主義が底流として生き続けるに違いない。そして、国民・主権者の能力と力がいよいよ試される場面が続出するに違いない。こうしたわが国の混迷とその日暮的政治、貧寒と格差の拡大、地方の疲弊と弱者切捨ての社会は、結局、政治・政党も国民も「日本国憲法」を軽視し粗末に扱ってきた結果であると、最近ますます考えている。先日、「週刊金曜日」から原稿依頼があり、そこにもこうした趣旨を書いたが、800字だけに舌足らずに終わった。

2)最近腹の虫が収まらないのは、生保・損保業界のあきれた所業である。高い保険料を集めながら、特約を知らない契約者への巨額な不払いや、契約違反を繰り返しながら、その悪行を国会で追求されることを恐れ質疑時間を短くするために、賄賂ともいうべき政治献金を行い、選挙応援にも駆けつけるという所業はあきれかえって反吐が出る。彼らはアメリカの不当な「年次改革要望書」を盾に取りながら、共済規制を次々に要求し、わが国の共済制度・助け合いという文化さえ崩壊させようとした。生協共済規制を「契約者保護」を名目にして、「県域撤廃で大型合併をし巨大生協でスーパーとの競争に対応する」という、「思想の危機」に陥った日生協幹部と取引をして「生協法改正」を強行した。彼らのいう「イコールフィテング」論からすると、生協共済も、こうした悪行をしなければならないのではないか。

3)さて、タイトルに沿って報告したい。前にも書いたが、岩波書店・「冬の兵士」を読み、昨年9月の「冬の兵士・証言集会」(東京・名古屋・京都・大阪・沖縄の5都市)の情報を得て、12月ごろからいろいろ構想を固めてきた「冬の兵士・東北リレー証言集会」が、10月5日~12日に8都市で開催できるようになって来た。最初は北海道を含めて開催する計画を作ったが、北海道の開催が出来なくなり、大友弘己氏と高橋晴雄氏に直接お会いし、お二人の力でさいたま市・千葉市でも開催できるようになった。これで仙台・山形・福島・秋田・盛岡・弘前の東北すべての県とあわせて、「8都市リレー証言集会」が可能になった。IVAW(イラク帰還兵の会)からは、事務局長のホゼ・バスクエズ氏とイラク戦場で1年以上過酷な体験をしたジェフリー・ミラード氏が来日する。岩手県生協連がコーデネートを務めているが、赤字が出ないようにしてなお、IVAWへの支援会場カンパを是非成功させたい。この集会のねらい・目的は 1)、21世紀最大のウソで固めたアメリカの侵略戦争を糾弾し続けることである。戦争の口実であった大量破壊兵器は存在せず、フセイン政府とアルカイダの関係はむしろ敵対関係であり、国連決議違反も詭弁で言いつくろい、世界の1千万人以上の反戦行動と仏独中露など国連常任理事国の反対を押し切って展開したこの戦争は、決して風化させてはならない。そしてイラク戦争は最初の1か月半で終了し、その後の7年間は「占領」であり、いかなる理由でこの不当で暴力的な占領を続けるのか、国連もなんら力を発揮していない。 2)、このブッシュの侵略戦争を開戦1週間後には早くも支持し、あらゆる協力を公言した小泉首相は「憲法前文」さえ悪用して、陸海空軍(自衛隊)を派遣した。名古屋高裁での空自の活動を憲法違反とした判決があっても、民主党内閣もなんらこのイラク戦争への評価や政策変更をしていない。平和憲法・9条を真正面から踏みにじったイラク戦争に対する国民的批判や糾弾も、極めて微々たる運動に終わっている。岩手県では毎年3月に、このイラク侵略戦争に抗議した闘いを忘れず、大きな集会とデモを欠かさず展開している。また、オランダでは「イラク戦争検証委員会」が、この戦争が国際法違反であるという長文の報告書を決定したし、イギリスでも「検証委員会」がブレア前首相はじめ当時の閣僚を検証委員会に喚問し、年内には結論を出すという。わが国でも「イラク戦争検証市民センター」が動き始めているが、今度の証言集会ではこうしたこれからの運動の重要性を浮き彫りにしたい。こうした活動こそがIVAWで闘うアメリカの反戦兵士(イラク帰還兵の自殺者はイラクでの戦死者の数を上回っている)と連帯であり、「平和憲法・九条を守り・活かす運動」にしなければならない。 3)、マスコミが避けているイラクでのアメリカ軍の実態を直接聴き、IVAWの兵士たちの生の声の中から、アメリカ軍の実態を知り、沖縄の海兵隊や在本土米軍などが「抑止力」などといえるのか、日米安保50年、変質した日米安保・日米同盟の全面的な学習と理解を深め、平和憲法・9条がいかに空洞化しているか、こうした国民的コンセンサスをあらゆる力を振り絞ってつくり上げることが、今を生きる私たちの責任ではなかろうか。こうした取り組みこそ普天間基地問題をはじめ、我慢の限界を超えて闘っている沖縄の人々との連帯を固めることになる。
今度の8都市リレー証言集会は昨年の冬の兵士日本ツアーについで、いわば第2弾ともいえ、8都市で述べ2千名を超える方々に参加してほしいというのが、私の皮算用である。また、来年以降、第3弾、第4弾の日本ツアーを全国各地で開催して、核心に迫る平和運動・九条を守る運動をみんなで「創造」していきたいものである。

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| | 2010年07月24日(Sat)08:53 [EDIT]


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