コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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「映画・こつなぎ-山を巡る百年物語」鑑賞のお勧め

[加藤善正]

前にも情報提供していた「長編ドキュメンタリー映画・こつなぎ-山を巡る百年物語」の上映会が、いよいよ3月13日(土)に全電通会館(御茶ノ水)において3回上映される(シンポジウムも予定)。(11:00、14:00、17:00開始)
この映画は昨年秋に開かれた「山形国際ドキュメンタリー映画祭2009・特別招待作品」として上映されたが、これが「キネマ旬報・2009年度文化記録映画」の第2位にランクされ、作品の質の高さに賞賛が寄せられた。
私は昨年7の試写会を観て感動し、この映画に賛同する人々に名を連ね、2月下旬に「こつなぎ”上映を進める岩手の会」を結成する発起人(事務局担当)として目下力を注いでいる。
この映画は、岩手県北の小さな村落(二戸郡一戸町字小繋)の昔からの「入会地」(小繋山)を、明治政府が初期資本主義体制の原資とするため、「地租改正」として茨城県の資産家に売却し、部落民から取り上げていた。これを知らない農民は大正4年部落の大火復興のために、この入会地から木材を切り出したがこれを窃盗罪で訴え、「入会権」を主張する農民と地主側との長い間の裁判闘争を描いたものである。

この裁判が朝日新聞などで報道され、1960(昭和35)年、東京の3人のジャーナリスト(ドキュメンタリーカメラマン・菊地周、写真家・川島浩、ドキュメンタリー作家・篠崎五六=いずれも故人)が取材に何度か小繋を訪れた。彼らが残した膨大な記録資料(フイルム・写真・録音など)と、現在の小繋の様子を加えて、7年の歳月をかけてこの衝撃的な長編ドキュメンタリー映画が完成した。企画制作は菊地周氏の令夫人・菊地文代さんであり、中村一夫監督・前島典彦撮影・すまけい氏の語りもすばらしく、120分の作品は50年前と今日をつなぐドキュメンタリー映画として、「山を巡る百年物語」を私たちに語りかけている。

資本主義経済が高度に成長し「市場主義経済」と名を変えて、投機経済・カジノ資本主義といわれる金融資本主義が「IT技術を武器にしたグローバリゼーション」として、世界の格差と貧困を拡大し地球環境を破壊し続けている。「ソ連型社会主義の崩壊・官から面へ・規制緩和・民営化」による「公・国セクター」の縮減、「協・共セクターの思想の危機」による衰退の中で、最大利潤をめざす「私・企業セクター」が異常に発展して今日、「私有」以外の価値が姿を消しつつあるような状況に多くの人々が危惧を抱き、閉塞社会への絶望が広がっている。こうした時代において「コモンズ」「入会」などの今日的価値を研究する動きも、ヨーロッパをはじめ次第に注目されてきている。

この映画で描かれている農民や支援をする人々の「凛とした」生き方や、次第に権利意識にめざめる姿は「闘いの中で人々が成長する」具体的証明にもなっている。この映画を鑑賞した人々に「勇気と行き方の原点」を与えるに違いない。

3月13日の特別鑑賞券の取り扱いおよび購入お問合せ先=「こつなぎ」上映実行委員会 104-0041 東京都中央区新富2-12-6 パンドラ内 TEL 03-3555-3987 mail: kotsunagi1@yahoo.co.jp

このブログをご覧の方は、お知り合いの方々へ「転送」など、いろいろな方法で広めていただきたいと熱望する。

 

 



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