コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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第29回日本協同組合学会に参加して

[加藤善正]
 9月12~13日、札幌市郊外(江別市)の酪農学園大学で「第29回日本協同組合学会」が開かれ、役100人ほどの参加があった。今回の大会シンポジウムの共通論題は「地域に立脚した新たな社会経済システムの形成 ―連帯する経済の中の協同と協同組合の実践―」であった。座長解題の中で、岡安喜三郎氏(協同総合研究所・元全国大学生協連専務理事)は、「協同はどのようにして生まれ、どのように存在するのか」の問いに、個々の既存の協同組合事業に収斂されず、『協同組合陣営』どうしの連帯・協同、またそれ以外のグループ・地域・NPOなどとの連帯、さらに『協同は必要だからつくる』ということに特徴づけられる地域での活力ある連帯を基礎において解明を行う」と述べたように、北海道各地の地域における「必要だからつくる協同」の5つの実践報告が行われた。

 ①障がい者就労と地域連携、協同労働―浦河べてるの家。 ②日本一小さな村「音威子府」での自立に向けた取り組み ―国鉄分割民営化後22年の争議団の闘い。 ③いのちの過程を大切にする有機農業 ―北海道有機農業協同組合。 ④子育て支援と世代間交流 1)「この街で子育てできてよかった」と実感できる地域社会をつくりたい ―NPO法人北海道子育て支援ワーカーズ。2)高齢者の生きがいと子育て支援 ―北海道高齢協。 ⑤女性起業、都市と農村から 1)女性の元気で地域を作る ―たすけあいワーカーズどんぐり。 2)乳製品加工、地場産品販売、農家レストラン、観光農場への挑戦。 7名の地域における「協同」のすばらしい、熱のこもった報告は参加者に新しい感動を与えた。

座長解題で強調された、「協同は必要だからつくる」というこうした地域の「協同」の実践から、今日の「大転回期」における既存の協同組合陣営が学ぶべきことはきわめて大きいことを実感した。しかし、きぞんの「陣営」からの出席者は極めて少なく、座長などの意図はから振りに終わった感もあった。しかし、岡安氏が力説していたように、『資本の論理』とは別の形で社会経済システムを再生させ、少なくても、これまでの新自由主義・市場原理主義に支配された世界と、その破綻の莫大な被害・犯罪的影響がもたらす今日の社会において、協同組合陣営が、自らの「アイデンティティ・ミッション」を直視する作業をサボルことは、「破壊への道」を歩むことになると確信した。(ここ10年来の私の主張であったが)

2日目の個別報告にも多くの学ぶべき点があったが、時間の関係上、以上の報告でとどめたい。

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