コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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被爆63年、長崎での思い

[加藤善正]
被爆63年、長崎での思い
8月7~9日、被爆63年を迎えた長崎へ向かった。「08ピークアクション長崎」終了後、「平和憲法を考える全国組合員ネットワーク」主催の「活動交流集会」で、世話人を代表しての挨拶を頼まれたからである。この活動交流集会は、昨年のひろしま(今年は23生協136名の参加で成功)に次いで今年から長崎でも開くことにし、7生協29名の参加で、各生協の平和憲法九条に関する熱心な活動を、短い時間であはあったが和やかに交流した。ピースアクション長崎も、地元ララコープや沖縄・九州・中四国地方の組合員、とくに医療生協の参加が多い感じがした。7日は平和公園・原爆平和記念館などを視察し、9日は「08原水爆禁止世界大会・長崎」にも参加したが、今回の長崎訪問の最大の収穫は、NPO法人「岡まさはる記念、長崎平和資料館」の存在を知り、その展示物・主張の素晴らしさ、このような資料館を作り維持している人々の「志の高さ」に衝撃を受けた。
7月に元エフコープ専務・元福岡県連専務をされていた「南嘉久」氏から、彼の被爆2世としての思いや平和に関する「文書」を送ってもらっていたので、長崎訪問をメールしていた所、わざわざ北九州から長崎に来られ、この資料館を案内しくれた。

この資料館は1995年(敗戦50周年)開館しその設立の趣旨には次の文書が記されている。
「日本の侵略と戦争の犠牲になった外国の人々は、戦後50年たっても何ら償われる事なく見捨てられてきました。加害の歴史は隠されてきたからです。加害者が被害者にお詫びも償いもしないという無責任な態度ほど国際的な信頼を裏切る行為はありません。
 この平和資料館は、日本の無責任な現状の告発に生涯を捧げた故岡正治氏の意志を継ぎ、史実に基づいて日本の加害責任を訴えようと市民の手で設立されました。政治、社会、文化の担い手は、たとえ小さく見えようとも一人ひとりの市民です。当館を訪れる一人ひとりが、加害の真実を知るとともに、被害者の痛みに思いを馳せ、一日も早い戦後補償のの実現と非戦の誓いのために献身されることを願ってやみません。」
長崎出身の南嘉久氏はこの資料館と親しく、彼の貴重な著書「失われた言葉を求めて」(彼の自叙伝的でもあり被爆2世としての平和希求の強さを表している)も購入でき、5時閉館を伸ばしてもらっての視察であった。
岡正治氏は牧師であり長い間長崎市議を「非所属」(無所属ではない)を貫き勤めた人で、あの侵略戦争の真実・実態を掘り起こし、その責任と被害者への無責任な国と日本人を糾弾し続けた。とりわけ、日本の若者・男性が戦地へ行き、その後釜として拉致されて奴隷のような過酷な労働を強いられ殺され、傷付いた朝鮮・中国人、その彼らが被った原爆の惨禍、そして戦後、こうした被爆者を見捨てた政府への怒りが彼の戦いを継続させたのではないか。また、外国人被爆者への配慮の弱さ、被害者としての側面にたち侵略戦争による加害者としての責任を真正面に追求しない日本の被爆者援護や原水禁運動にも、岡正治氏の不満と怒りがあったのではないか、と感じた。
私も、平和運動をいわばライフワークとして微力ながら実践してきたつもりであるが、「侵略」と「戦争」をはっきり区別して使うことに、自らの弱さを自覚した。
この資料館は、こうした正当で理論的主張が明確なことから、長崎の平和運動関係・観光案内などのガイドからは「無視」されており、その所在もタクシーなどではわからないこともあるらしい。しかし、JR長崎駅から5分、駅前のNHKの手前を入り、西坂公園にある「長崎26聖人像」を少し登った所にある。この「26聖人像」は盛岡が生んだ彫刻家「舟越安武」氏が世に認められた作品である。ちなみに、1995年、岩手ではいわて生協が提唱し市民団体が中心になって平和を願う県民2万余名のカンパ、2500万円を投じて、「終戦50周年・平和祈念像 のぞみ」を建立したが、私はこの製作を依頼するために、舟越宅を2度ほど訪れ依頼したことがある。彼は病後で「監修」を受け、一番弟子であった増山俊春氏に製作してもらった。以来、いわて生協では毎年この像のある広場で「平和の集い」を開催しており、今年も9日に開いたがマスコミにも毎年登場している。
 過去、たとえ忌まわしいものであっても、とくに他者への加害の歴史を直視しないで、未来を語ったり先に進むことは、「バックミラー(過去)をなくして運転するようなものであり危険極まりない、再び悲惨な事故を起こすこと間違いない」という言葉を最近見たことがあり、この点でも、この長崎平和資料館は、未来への灯台の役割を持っている。
最近、資料館のパンフレット(500円)を50部入手し皆さんに買ってもらっている。興味のある方は直接次のメールかFAXを使って取り寄せることをお勧めします。
  mail / tomoneko@land.linkclub.or.jp FAX/ 095-820-5600

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