コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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核兵器廃絶

 [吉永紀明]
インドへの核燃料・機器の禁輸解除を、原子力供給国グループの臨時総会で満場一致で認めた。何ということだろうか。
 インドはNPT(核拡散防止条約)に加盟していない核保有国だ。それなのに、核保有を事実上容認することになる。
 イランや北朝鮮の核保有を糾弾する一方で、インドやパキスタン、そしてイスラエルの核保有を容認するご都合主義の何ものでもない。まさにアメリカのダブルスタンダードの典型例といってよい。
 私は、2005年に国連で開かれたNPT再検討会議に日本生協連の代表団の団長として参加した。
 被団協の人たちと一緒に、国連のロビーで原爆展を開催し、各国大使館への要請行動、被爆者の被爆体験を小中高の生徒に伝える活動などを行った。
 新たな核軍縮を進めるための会議は、エジプトなどが「イスラエルの核を俎上に乗せなければ前に進めない」発言などで頓挫して、結局最終文書は採択されなかった。

 国連の常任理事国が核保有国で占められ、拒否権を使って、世界の動きを左右してきた時代はすでに過去のものであり、今ではその倍の10カ国が事実上の核保有国であり、すでに5カ国体制は崩壊している。
 あらたなNPT体制が構築されなければならないのに、各国の利害が先にたち、前に進まないのは本当に残念でならない。
 先日アメリカのぺロシ下院議長が現役の議長としては初めて広島を訪れ、慰霊碑に花束を捧げ、原爆資料館を見学した。原爆の悲惨さに改めて驚愕したのではないかと思う。
 アメリカの学校に行って、子どもたちに被爆者が体験を語って、絵などを見せたときも、いままで体験したことのないような驚きの顔をして、じっと聞き入っていた。
 抽象的に被爆の恐ろしさを知るよりも、一人の被爆者の口から語られるほうがそのインパクトは大きいと思う。しかし、被爆者の人たちは高齢化が進んでいる。
 第1回国連軍縮特別総会(SSDⅠ)が1978年に開かれてから今年で30年が経った。
 そのときも日本生協連から25人の代表団が参加した。私も500人の日本代表段の事務局として参加したが、そのとき被爆者の人たちは若くて「自分たちの長年の願いがようやく叶った」として、積極的に活動していた。しかし、その後3回のSSDで幕を閉じ、NPT体制に移ったものの、依然として核の脅威は去っていない。
 被爆者の人たちから被爆体験を直接聞ける間に、核兵器廃絶を何としても実現したいものだ。

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