コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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日生協第59回総会に参加して

[加藤善正]

先に大友氏の「日生協第59回総会に参加して」において、全体の印象と氏の解説的記事がありました。代議員として参加し、分散会(A)と全体討論において発言した者として、私の批判と感想を述べてみます。 大友氏の感想のように、全体としては「穏やかな総会」の感がありましたが、これは地区別代議員会議での意見に対して、これまでのような「官僚的な答弁書」的な補足説明ではなく、いくつかの具体的な回答的補足説明に、新しい専務体制への「期待感」が背景にあったと感じました。特に、来年の「NPT再検討会議」へ向けた核廃絶に対する日生協としての取り組みの具体化(但し、全組合員の統一的行動、たとえば全国生協統一署名運動・全国リレー学習会などの提起はなかった)に対する支持的反応がありました。また、「食料・農業問題」に対する取り組みも、05年度の「日本農業への提言」ような一方的な、「上意下達」的取り組みではなく、アンケートやシンポジウムの実施など、会員生協の参加・意見の反映も約束していました。しかし、この点でも、「05年度の提言に沿って」と条件をつけ、また、その後の日経流通新聞などの報道では、「大手流通資本の優良産地抱え込み、生産物の買占めなどへの対抗策としての日生協の農業参加」などが、日生協トップの記者会見で出されたように、全国各地での地道な長年の産直・産消提携を通じて、日本農業を守り食料自給率の向上を願う、会員生協とその組合員の願いとは大きなギャップを示しております。

しかし、矢野専務は分散会と全体討論における私の二つの意見に対しては、まったくこれを無視し答弁を拒否しました。なぜこうした本質的な(私はそう思うが)意見・提言に対して一切触れないのか、その不誠実な態度に矢野専務を一定評価していた私の愚かさをさえ痛感する総会でした。  分散会での意見は『現在世界中を襲っている激変は、単なる経済大不況としてではなく、より本質的な分析と解明を行い、協同組合運動としてのオルタナティブの明確化、“正気の島”としてのアイデンティティを鮮明にすべきである。すなわち、世界経済の覇権を誇り、アメリカンスタンダードをグローバルスタンドとして強要してきたアメリカ経済が、金融資本主義・マネー経済・カジノ資本主義そのものであり、その必然的破綻が明らかであり、それからの脱却・抜本的反省が求められているのではないか。わが国はそのアメリカを模範にして、金融資本主義による経済成長、輸出大企業優遇、市場競争原理主義、規制緩和などの新自由主義による国づくり、すなわち「小泉改革・構造改革」を急速に展開してきた。この政治経済政策こそ、イデオロギーであり「格差社会化・地域格差の拡大・非正規労働者の急増・社会保障制度の後退」をもたらした。したがって、こうした基本的な分析・解明をしない限り、私たちにも大きな影響を与えているイデオロギー、社会的風潮から脱出して、こうしてマネー・金が支配する行き過ぎた資本主義のオルタナティブとしての協同組合運動のあるべき方向性・戦略が描くことができないのではないか。こうした戦略的「作業」を日生協が中心になって取り組むべきではないか』というのもでした。

全体討論での意見は『議案書13ページに記載されているように、基本問題検討小委員会(山本邦雄委員長)のみ残る課題「中央会設立」の問題が、09年度計画の中にはなんら触れられていないのななぜか。分散会の発言でも述べたように、現在の経済大不況、いやそれ以上に新自由主義というイデオロギーに大きな影響を受けているわが国の「再生」のために、生協運動が果たす役割を明確にして、私がここ数年来この総会でも繰り返し求めてきたように、協同組合運動のアイデンティティとミッションを明確にして、全国組合員・役職員のすべてのエネルギーを総結集するために大運動がなければ、生協の事業経営も益々深刻になるのではないか。そのための「強固なナショナルセンター」が求められており、「中央会設立」の課題は急務と考える。大学生生協連・新共済連に続いて、来年には医療生協連が設立される。こうした点でも「中央会機能」の必要性が待たれるのではないか。現実にいまの日生協はその80%近い実態は「購買生協連」であり、そこの力をさらに強化することが、経済情勢・競争戦略上も求められているのではないか。09年度においては「中央会設立」「購買生協連発足」を具体的に論議すべきと考える』という趣旨でありました。

矢野専務は、分科会でも全体討論でも、こうした私の発言をまったく無視し、何一つ言及しなかったのはなぜでしょうか。本質的な提起であり、まだ組織的調整ができないためでしょうか。それであれば「今後の検討課題」ぐらいの答弁が「組織のトップとしての責任」ではないでしょうか。代議員のあまり重視しなくても良いような質問には、長々と答弁する姿に、国会のテレビ中継を見る思いでした。 ご出席の皆さんのご意見をお聞かせください。また、私の二つの意見に対する率直なご批判もお願いします。

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生協リーダーの品格の問題

よくわかりませんが、矢野専務は加藤さんの発言には応えないと決めていたのではありませんか。ある反共のごりごりの市長が共産党市議の質問に答えず、はぐらかしていた場面があったことを思い出したがーー。思想的でなかったら個人的怨念で無視し、応えなかったように思えますが?
いずれにしても、ここまで大きくなった生協運動の総本山の日生協総会においての日生協のトップの対応としてはお粗末ですね。生協のリーダーの「品格」の低さがなげかわしいです。生協の理念の基本に「誠実」があったようですが。

トンチボ | URL | 2009年07月02日(Thu)21:34 [EDIT]


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