コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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日生協第59回総会に参加して

[大友弘巳]
去る6月18日、19日と、日本生協連第59回通常総会が品川で開催されました。
一口に言うと、今回の総会は、「穏やかな総会だった」との感想を持ちました。
厳しい状況の下で、会員生協からの支持と結束を守ろうと理事会が努力した結果として、穏やかに終わることができたものと思われ、その努力には敬意を表するものです。
会長の挨拶も真摯なものでしたし、専務の議案提案も、地区別代議員会議で出された意見を受け止めて、前向きに応えていく姿勢が伺えました。
昨年は、厚生労働省社会援護局長の来賓挨拶が、辛口ながら参加者には感銘を与える内容だったのですが、今年は局長が交代して初めてということもあり、あっさりと短く終わりましたし、もう1人の来賓JA全中からの挨拶も、会長が訪米中で専務が代読ということだったので淡々と終わり、外からの刺激も今回はありませんでした。

2008年度の事業報告によれば、会員生協の事業高は前年比99.4%と前年割れに終わっており、これまで成長を支えてきた 個配供給高も前年比104.0%に止まり、共同購入の前年割れは続いているため、無店舗事業合計では前年比100.2%と前年並みまで落ち込んでいます。
店舗は売り場面積が増えているのに供給は前年割れ(98.8%)という状況です。
専務の報告の中では、(小売業の売上高がもっと大きく前年割れになっている社会状況を考えれば)この数値は、生協への信頼は崩れていないことを示すものであり、これは各会員生協の職員の頑張りを組合員が信頼し支持してくれていることによるものであり、こうした人材を養成していくことにさらに大切にしなければならないと補足説明をしていました。
その点には同感したのですが、無店舗事業がここまで落ち込んできたことはこれまでと違った大変な事態ですし、一過性とも思えないわけで、できればもっと突っ込んだ分析と対策が聞きたかったし、関連して代議員からの発言も聞きたいところでした。

代議員からの発言は、分散会でも、全体討論でも活発に出されましたが、発言時間は制限内に終わるようにほとんどの発言者が努力され、議事は整然と進行しましたし、提案への反対や修正を求める立場での意見は、私が聞いていた範囲では皆無でした。
大変な状況になっているにもかかわらず、事業・経営に関する発言はごく僅かでした。
これまで毎年のように出されていた、農業・食糧問題や平和運動への積極的取り組みを
という意見も、今回は提案の中でそれぞれ取り組むことが触れられていますし、口頭での補強コメントもあったなかで、ほとんどが、それを歓迎し、今後の取り組みを期待する立場での意見として発言されていました。
 このような進行の結果として、採決では、提案に反対は、議案によって0~2人だけ、保留も、6~19人ということで、これは私が知る限り反対・保留ともこれまでの総会で最も少なかったのではないかと思っています。
 反対や保留はこれまでも書面議決の中で多かったわけで、今回は実出席者の中では反対も保留もほとんどゼロという状況でした。まさに穏やかな総会だったといえます。

ある方から「面白くない総会だった」との感想を伺いました。
どういう意味で述べられたのか詳しくは聞いていませんが、充実感を持てなかったということは含まれていたことは感じました。 
 私が「穏やかな総会だった」と感じた理由は上記に述べた通りですが、良かったと思う反面、物足りなさも感じています。
 会員生協の経営状況は、議案書でも報告されている通り、全国の主要生協の経常剰余の合計は供給高の0.4%まで低下しており、赤字生協が急増しているのが実態です。
 09年度に入っても供給の前年割れは続いていること、共済事業の元請け返上で会員生協の経営構造が大きく変化していること、結果としてさらに赤字生協が急増していると推定されること、などを考え合わせると、会員生協の経営はまったく穏やかではない状態ですが、そのことがあまり議論されずに終わってしまったわけで、これでよいのかなという思いが残った次第です。
コラボ・コープOBのメンバーの皆さんはどんな感想をお持ちでしょうか。

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