コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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中国の大学生との交流ウオーキングに参加して

[大友弘巳] 
4月11日から15日まで、4泊5日の短期間でしたが、中国の上海に近い浙江省の杭州市と、その西の安徽省の黄山へ旅してきました。
 杭州市では、日本人観光客と杭州市の大学生合わせて約1,000人が、おしゃべりしながら市の西部にある西湖を一周する「ふれあいウオーキング」のイベントに参加し、安徽省黄山市では、7人の知人友人仲間で、世界自然遺産となっている黄山をハイキングし、さらに、宏村鎮、及び、西逓鎮という世界文化遺産に登録されている古い村を散策するオプショナルツアーに参加しました。歩くという点では共通していますが、ちょっと変わった組み合わせの旅でした。
 旅の様子や写真は、私の個人のブログ「第三期の人生を元気に」で紹介していますので、
もし興味がありましたらそれをご覧いただければ幸いです。
 (http://blog.otomo.daa.jp/ このURLをクリックしていただくと画面に表示されます)

 ここでは、日本語を学んでいる中国人大学生たちとおしゃべりしながら、13kmを一緒に歩いた中で聞いたことや感じたことを記したいと思います。

 西湖一周ふれあいウオーキングには、約500人の日本語を学びつつある中国人大学生が参加して、ほぼ同数の日本の観光客と交流し、おしゃべりしながら、約4時間近く一緒に歩いてくれ、貴重な体験ができました。
 このウオーキングは、日本の航空会社(全日空)が、成田と杭州空港を結ぶ直行便を開設したことを記念して始めたイベントで、杭州市人民政府当局の協力のもとに、日中の市民ベースでの交流を図ることを目的としており、今回7回目を迎えたものです。
 さらに、夕食会も開催され、これには日本人380人、中国人学生120人ほどの参加でしたが、ここでも一つのテーブルに日本人7人、中国人学生3人ほどの割合で、懇談しながら食事を楽しむ場となりました。

 大学生たちは、浙江大学をはじめ杭州市にある大学(ウイキペディア調べてみたら13の大学・学院がありました)で日本語を学んでいる学生ということで、私が会話してみた何人かの学生たちは3年生で、日本語を学んだのはまだ1年か2年と語っていましたが、結構話が通じましたので、杭州市だけでそういう学生が500人もいるということは私にとっては驚きでした。
 このイベントに参加した学生だけで500人ですから、もっと初歩段階の人を合わせると、日本語を勉強している学生はこれよりずっと多いものと考えられます。翻って、日本の学生で中国語会話を学んでいる人の数を、人口数は杭州市より少し多い埼玉県を例にして考えてみると、それよりはるかに少ないのではないかと思われます。これからの時代、中国との交流や連携がますます大事になるものと考えられるのに、日本人の備えは立ち遅れているのではないかと考えさせられました。

 参加した学生は、男性よりも女性のほうが多い感じでしたし、話かけてくる積極性という点でも、女子学生のほうが目立ちました。
 ある男子学生にそういう感想を述べてみたら、一人っ子政策が長く続いた中で、親は跡継ぎとして男の子のほうを大事にする傾向があり、結果として男女の比率で男の子のほうが多くなっていること、そうした中で、逆に女の子の希少価値が高まり、結婚相手が見つけられない男性が多くなっていること、女の子の方が男の子より強くなっている傾向があるとのことでした。
 最近、一人っ子政策の部分的緩和が進んでいるようで、旅行ガイドから聞いた話では、1人目の子が女の子である場合、2人目の子を生むことが認められるようになったとのことでしたが、そのことで男女の比率のアンバランスが解決されるようになるには、相当長い年月がかかるものと思われます。

 ある男子学生に、学生生活のことを聞いて見ました。
大学の授業料は、年間1.5万元(約23万円)とのことでした。中国の所得水準、物価水準からすると大きな負担と思われます。
 学生寮は4人1部屋で、寮費は年1,000元(15,000円)とのことで、住居費としては安いですが、食費は別で自己負担とのことでした。
 社会主義国なのだから教育費は国がもっと負担しているものと思っていましたので、意外に感じましたが、中国には科挙の伝統もあり、教育を受けさせることに熱心で、親は一人っ子のために頑張って費用を捻出しているということなのかもしれません。
 日本語のマスターの早さにも見られるように、中国の学生たちは大変勉強熱心だと感じました。(特に熱心な学生だからこのようなイベントに参加しているのかもしれませんが)
 日本へ留学したいというのが彼らの共通した願いではあるものの、お金がかかるので行かれないという学生が多いのが現実のようでした。
 「日本の物価は高いですね」と言われてしまい、「よく知っているね」と応じつつも、苦笑いしてしまいました。

 今回参加した日本人観光客を見ると、高齢者が多く、一緒に出かけた7人は全員60歳以上でした。長く続いた戦争中のことで、中国の人々から恨まれたり憎まれたりしているのではないかと心配して、学生たちにどう思っているか質問をした人もいました。
 ところが、今の大学生たちにとっては先の大戦中のことは古い話で実感が持てないことのようで、心配していたような反応はありませんでした。
 もちろん、日本語を学ぼうとしている学生たちですから、一般の中国人より親日的である傾向が強く、若い世代の一般的傾向とまではいえないのかもしれませんが、彼らの日本へのイメージは、高度な工業技術先進国として先進国、アニメや音楽などに親しみを持てる、などであり、若者に共通した見方の反映ではないかと思われます。パソコンや携帯電話の普及が進み、インターネットでの情報収集が日常化していることの影響は大きいと感じた次第です。
 草の根でのこうした交流は、相互理解を深め、実感として親しみを増すことにつながりますので、とても大事なことだと思いました。

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