コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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「2020年ビジョン」への私の意見と提言

[加藤善正]
 例年にない寒さと大雪に悩まされた盛岡も春の訪れを感じるようになりました。26日(土)は「世界の平和を願う市民のつどい」(イラク侵略戦争以来毎年開き、今年は9回目)に前宜野湾市長・伊波洋一氏を招き「沖縄の証言」を600名で聴きました。実行委員会の責任者として2日間いろいろお話が出来、私も大いに学ぶことができました。来週3月5日は、「TPP反対県民会議」主催のフォーラムがあり、内橋克人氏の基調講演が楽しみです。講演後「2012年国際協同組合年・岩手県実行委員会準備会」を開き、ここでも全国実行委員会委員長でもあられる内橋先生の協同組合への思いをみんなでお聞きできます。
 さて、「全国の生協2020年ビジョン」の第2案ができ、22日に仙台市で「北海道・東北ブロック討論会」がありました。その場で、次のような「意見と提言」を参加者へ配布していただきました。長い文書でかつ拙文でありますが、このブログは若い現職の方々も読まれるようですので、ご批判を覚悟で掲載します。
  

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「危機に立ち向かうヨーロッパの生協に学ぶ」

[大友弘巳] 

 1月28日、生協総研主催で、表記のタイトルの公開研究会を開催されたことは、2月1日付の岡本さんからの寄稿でも紹介されている通りです。
 この研究会は、11月に刊行された同じタイトルの本「危機に立ち向かうヨーロッパの生協に学ぶ」の出版を記念して企画されたもので、61ページに及ぶ当日資料も用意されて以下の三つの報告がされました。
① 欧州3生協(CG、KF、MIGROS)の経営動向:2009年決算が示すもの
② 北欧3カ国の生協概況
③ イタリア生協の新たな構造改革
 日本の生協も危機に立っている中で、ヨーロッパの生協から学ぶことの重要さは高まっていますが、09年11月に出かけた視察団の報告は、イギリスやイタリアから学んだこととして、全国的な合併推進や他のスーパーチェーンの買収が成功の要因として強調されているように感じられて気にかかっており、その後の更なる研究に注目していました。
 当日聞いた話だけではなく、配布された資料及び当日購入した本も読んでみて、今回の報告では、コープノルデンの解散の教訓も含めて、1年余前の報告よりは慎重に深く学ぶことの必要性が読み取れる内容になっていると感じました。
以下、いくつか感じたこと、気がついたことなど、述べてみたいと思います。
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Dさんへの手紙

[吉永紀明]
 政治が停滞して、出口の見えない堂々巡りの暗闇の中にいるような感じのする今日この頃ですが、如何お過ごしですか。
 古希を迎えて、そのことを意識すると、身体的・気分的に落ち込みそうな気がしますので、年のことは忘れるようにしています。

 昨年末の大晦日にテレビで、柴田トヨさんという女性が、90歳を過ぎてから詩を書き始めたという番組を見ました。
 その時、小さなメモ用紙に名前を書いたのですが、2~3日してそのメモがどこかにいってしまい、名前も忘れてしまいました。
 近くの本屋さんに別の本を買いに行ったときに、詩集のことを思い出して探したのですがみつかりませんでした。店員の女性に「90歳を過ぎた女性の書いた詩集はありませんか」と聞いて見ました。
 女性はすぐに「その本は今品切れです。いつ入荷するかわかりません。詩を朗読したDVDならあります」と言って、その売り場まで案内してくれました。
 そのDVDに「柴田トヨ」いう名前をみつけました。仕方なく、詩集が入荷するまで待つことにしました。
 暫くして、街に出る用事があったときに別の本屋の前を通り、寄ってみることにしました。
 新刊を売っているいるところに行くと、これから並べるために本を積んだ荷車があり、その一番上に、黄色とピンクの柔らかな表紙で「くじけないで」という題名と「100万部突破!」の文字の横に、毛糸の帽子を被ったおばあちゃんの顔がありました。「アーッ、これだ」と本を手にしました。飛鳥新社の出版でした。
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パラダイムシフトに対応して、我々(生協)はいかに変態(メタモルフォーゼ)すればいいのか

 前回の記事「コープみやざきが生み出したイノベーションの一歩」を読んで下さった、コープみやざきの元副理事長で「生協実践研究会」の前代表世話人(現常任顧問)でもある椎木孝雄さんが、コープみやざきが考えてきたことをまとめた、表記のタイトルの文書のファイルを「参考までに」とメールで送って下さいました。
 「生協の主要な流れは、まだ『生協は何をするところか』という単純で重い問題を見極めている状況にあるわけではない。」と述べ、「コープみやざきでは、我々の本分は、オーナーである組合員が暮らしにおいて欲しいモノを買うことに応えること(購買対応業)と捉えた。一見小売業と変わらないようにみえるが、売る側から業を捉えるのと、買う側から捉えるのとではその原理は根本的に異なる。暮らす側・買う側から事業を再構築したいと思うのである。そして需要(デマンド)側から、供給(サプライ)側をコントロールする経済システムへとつなげていきたいと思うのである」としています。
 OCR注文書の改善を進める上で背景となった考え方「購買対応業」という基本について、その考え方の依ってきたるところまで解き明かされている論稿であり、日本の生協の再生についての根本的な問題提起をされていると受け止めました。当ブログのメンバーや読者の皆様にもご紹介したく、この論稿をコラボ・コープOBに掲載させていただくことについて椎木さんにご了解をいただいた次第です。
 なお、この論稿は「共創の広場」という研究誌のNo15号に掲載されたことがあり、今回はそれを転載させていただくことになりますが、その主宰者清水博先生(東京大学名誉教授)からも、転載についてご快諾をいただいていることを申し添え、感謝申し上げます。    大友弘巳

寄稿

[椎木孝雄]

-「人間存在の相補的二重性からみた経済について」(清水博先生)に触発されて
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コープみやざきが生み出したイノベーションの一歩

[大友弘巳]

OCR注文書の改善に、コープみやざきの組合員の喜びの声
 「これは最高にいい! 自分のほしいものがすぐ見つかるし、重宝していますよ」
 「すごく便利よね。忙しいときパッと書けるから」
 喜んでくれている組合員さんの顔が浮かんでくるような書き出しです。
 「CO-OPNAVI 2月号」に掲載された「宅配・現場レポート」で取り上げられている、コープみやざきの「お気に入り商品がひと目で分かる~OCR注文用紙の改善」を紹介している記事です。
 もう多くの方が読んでおられると思いますが、コープみやざきのOCR注文書が昨年4月から改善され、各組合員が過去1年間のうちに利用したことのある商品については、その組合員に届けられるOCR注文書の品目名欄に網掛けがされるようになり、それが、組合員から大いに喜ばれ、以後、一人当たり利用点数が増え、前年実績を上回る週が増えていることがグラフ付きで紹介されています。
 コープみやざきでも、それまでは組合員一人当たり利用点数の下落傾向が続いていたとのことで、それが上向きに転じたのですから、画期的なことであり、共同購入(宅配)事業の革新(イノベーション)の始まりの一歩と思えます。
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大友さんの、最近の二つの意見に触発されて、

[田辺準也]

 〔デフレの正体〕、読んでみました。大友さんと同様の読後感です。
  90年代初頭、バブルの崩壊後、もうバブルの再来はない、と言う構えが強調されていたことを思い起こしました。然し、あの頃、その根拠について、もうひとつ確信が持てなかったのですが、この本を読んで、なんとなく納得できるような気がしました。
  理論的なレベルで、何かが分かった、とはいえませんが、私が感銘を受けたのは、ともすれば悲観的になりかねない現状分析を通して、逆に明るい未来を志向している姿勢です。
 全く手前勝手な解釈ですが、私は、この著者の意見の中に、現状が厳しいからこそ未来を展望してきた生協運動、協同組合運動に対するエールを感じました。〔著者は、生協運動、協同組合運動には直接何も触れていませんが〕
 著者は、これから採るべき方策、〔処方箋〕として、その第一に、「高齢富裕層から若い世代への所得移転の促進」をあげています。現実的な具体例として、退職高齢者の人件費減少分を、若年労働者の待遇改善に回すという案を提示しています。〔未読の方には分かりにくいと思いますが、これまで私たちも主張してきた所得の再配分策のひとつ、であり、その意味ではそんなに目新しいものだとは思えません。〕
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Cさんへの手紙

[吉永紀明]
 お元気ですか。
 立春も過ぎて、近くの岡山後楽園の梅林でも若芽がほころんできたようです。
 北陸や新潟では大雪となり、雪下ろしで多くの方が亡くなったと聞きました。
 私も北海道生まれですが、小中学生の頃は、雪かきをすると電車道を挟んで向かいの2階建ての家が殆ど見えなくなるほどでした。家の2階からジャンプ台を作ったこともありました。雪国の苦労が偲ばれます。
 それでも少しづつ春に向かっているのではないかと思います。

 昨年末から続いた、伊達直人のタイガーマスク現象も一段落したようですが、少しづつ状況が変わってきたようです。
 最初の頃は「伊達直人」や「タイガーマスク」、岡山では「桃太郎」など匿名でランドセルなどが届けられましたが、最近は実名で届けられるものも出てきたようです。
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大学生協の2011年チャレンジ

寄稿
 
[西村一郎]

 1月14日に大学生協連の新春懇談会があり、当面する大学生協の諸課題について報告があった。全国で展開する大学生協は、すでに組合員数は150万人をこえ、年間の供給高は2000億円にも達し、組合員や大学からの支持を広げつつある。しかし、国際的な金融危機などは、日本の大学生協の経営も悪化させている。こうした中で大学生協は、どのような道筋を描いているのだろうか。

・ 大学生協は地球市民育成の場
 庄司興吉会長理事より、「地球市民社会と大学生協の役割」と題して大学生協の社会的役割のマクロ的な話があった。9.11から始まったテロとの戦争や、2008年のリーマンショックなどにより、アメリカだけでなく国際社会は大きく揺れ動いている。そうした中でG8からG20に代表されるような新興国の台頭が進み、政治経済主体の対等化と同時に、市民民主主義の普及が著しい。そこでは市民が国家を通じて金融資本を規制しつつ、自らの事業を広げていくことが重要になり、そのもっとも有力な形態が協同組合である
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日本生協連11年政策討論集会・2020年ビジョン第2次案に関して

[加藤善正]
 1月13~14日、11年度の全国政策討論集会が開かれ96会員から290名が参加、うち36%(105名)の女性が目立った。この会の様子や印象は1月27日の「リベラル21」のブログで、岩垂弘氏が詳しく書いており、氏の記述した内容は私の参加意見とほぼ同じものであったので是非ご覧いただきたい。ここでは補足的な意見と昨日2月2日の北海道・東北地連運営委員会で配布された第2次案、及びこの委員会でのやり取りを記述して、これからの日本の生協の将来に対する私の危惧を述べてみたい。

 討論集会の状況がアンケートの回答などを使って運営委員会でも報告されたが、私のような厳しい意見は反映されず、自画自賛的なものであった。しかし、「討論集会」という理事会で提案している「ビジョン・報告・計画」に対する「議論・ディベート」という色彩は極めて限られ、会員の実践報告・発表の場という内容は依然として貫かれ、本質的な議論は極めて限られていた。ビジョン(第1次案)に対する提起があったが、年度報告・計画との曖昧な組み立ての結果、どちらも中途半端な話に終始した感が否めない。
 
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「現代社会と協同組合についての研究会報告」

「寄稿」

[岡本好廣」

1.「現代社会」についての問題提起と報告

① 現代社会問題研究会-「日本の現状と打開策を考える」
 これは大学の学生運動仲間でやっている少人数の研究会です。ここで主題に沿った問題提起を求められたので、1982年に出版された韓国梨花女子大学の李御寧(イ・オリヨン)教授の『「縮み」志向の日本人』を引用して、経済、政治、外交、産業分野、大学と全ての面で「内向き」になってしまっている日本の現状を変えるためにはという話をしました。  
 この本が出されたのは日本が1978年のオイルショックを乗り越え、再び高度成長に向かった時期です。こうした時代背景で日本人の中に潜む「縮み」志向を指摘した李教授の慧眼は驚くべきことです。一方韓国は1997年の経済危機で国際的な金融支援を受けざるを得なくなり、IMFの監視下で経済再建に乗り出しました。しかし金大中大統領の指揮の下に大胆な経済改革を推し進め、2年後には成長率を10%台まで回復させ、「韓江ハンガン」の奇跡」「IMFの優等生」と称されました。今に至る韓国経済の発展はこの時期の困難を内向きでなく、危機を逆手にとって長年の膿を出し切るという思い切った政策によって実現したものです。

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