コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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なぜ「3生協合併」に賛成しないか      ~その5

5、巨大化に対応するガバナンスとマネジメントの飛躍は可能か?
①生協のガバナンスはまだ不十分、不徹底
《ガバナンス(企業統治)とは》
 「ガバナンス」とは、日本語では「統治」と訳していますので、トップマネジメント(経営者)による企業統治のことを意味するように受け止められがちですが、現代の経営用語としては「組織・共同体が自らを健全に統治すること。法令を遵守し、円滑に業務を進めるメカニズムを組織の中に確立すること。不祥事を起こさない組織作り。」など、トップマネジメントへの監視の意味を含んで使われています。
 欧米では、企業の巨大化、社会的責任の増大の下で、企業はどう統治されるべきか、経営者の重大な失敗や専横、腐敗、不祥事などを防止するため、株主による経営監視の仕組みをどう確立するかという問題として80年代から検討され、90年代に制度的確立が進められてきました。
 2002年に刊行された「コーポレート・ガバナンス」(田村達也著、中公新書)によれば 日本では、欧米に比べて、一般企業でもガバナンスの確立が遅れていると言われています。

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広がる映画「こつなぎ」上映会、是非ご鑑賞を!

[加藤善正]
長編ドキュメンタリー映画「こつなぎー山を巡る百年物語」の上映会が広がっている。私は「上映運動を進める岩手の会」の事務局長として、県内、5箇所以上、4千人位の県民に見てもらいたいと、各地での上映実行委員会づくりに飛び回っている。この映画についてはこのブログでも何度か書いたが、50年前に撮影された映像や音声を駆使して、日本の山と人間をめぐる深遠な2時間にわたるドキュメントである。地域で生きるための貧しい農民の人間としての権利を求めて、「入会」という藩政以前からの集落の歴史(すべてを話し合いで決める民主的な生きるための工夫・相互扶助)を県外の地主(岩手県内の入会を県外の地主・商業資本が所有し、入会でくらしを営んできた農民を排除したケースはこの小繋だけである)が警察権力・司法権力を使って否定し排除した事件は極めて異例ですらある。この農民たちの闘いと当時の暮らしを柱に展開するこの映画は、2009年度「キネマ旬報」の文化部門の第2位を獲得した名作でもある。
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なぜ、「3生協合併」に賛成しないか    ~その4

[大友弘巳]

4、「自立と協同」の事業連帯が力を発揮する時代
①コープネット事業連帯が目指したもの
《「自立と協同」を連帯の理念に》

 東関東5生協が協同して「東関東コープネットワーク」を設立したのは1990年のことでしたが、その連帯のあり方の議論に決定的な影響を及ぼしたのは、1989年のヨーロッパの生協の視察でドイツとフランスの生協の失敗の経験から学んだことでした。    
 ドイツでもフランスでも、連合会主導で統合合併を進めた中で、連合会と会員生協の間に「請負いともたれあい」の関係が深まってしまったことが、会員生協だけではなく全国連合会も合わせて一挙に崩壊する結果をもたらした、という事実の詳細を生々しく聞くことができました。(このことについての詳細は、昨年11月16日のこのブログページに、「生協間の連帯について学んだこと~ベルリンの壁崩壊の年に」で紹介しています。) 
 東関東の5生協は、当時はまだ県内での合併を推進していた最中でしたが、県域を越えた事業連帯に当たっては、ドイツやフランスの失敗を繰り返してはならないと話し合い、「請負ともたれあい」に陥ることのないようにと戒め合い、「自立と協同」を連帯の理念とすることを確認し合いました。
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なぜ、「3生協合併」に賛成しないか     ~その3

[大友弘巳]

 3、地域社会の中での協同連帯こそが生協の価値を高める    
① 地域の中での協同連帯の重要性
《ICAジュネーブ総会基調講演でのリフキン教授からの提起》
 「生協運営資料NO252号2010年3月発行」に掲載された日生協芳賀専務からの報告によれば、昨年11月に開催されたジュネーブでのICA総会では、「協同組合こそがこの時代に対応する能力を持っている」としきりに言われていたとのことです。
 「社会的な善と一致した事業を行っていることがこれから生き残っていける大前提」ということで、協同組合こそが社会的な善と一致した事業の担い手であるとの自負に基づく認識と思われます。
 総会で基調講演を行ったリフキン教授(エントロピーの法則で知られるアメリカの科学者・文明評論家)は、世界が直面している三つの危機「経済、気候変動、エネルギー」のうち、特にエネルギー危機を取り上げ、以下のような話をされたと言います。
 「21世紀に求められているのは、脱炭素社会を構築する第三次産業革命です。その基本的な考え方は、エネルギーを地域社会に取り戻すこと。すなわちコミュニティ単位で考える分散的エネルギーの創出と供給です。そしてそのコミュニティを実現させるためには、地球の危機のために取り組むという共感と共鳴が重要です。生協はまさに、協同組合の理念への共感と共鳴に基づいて集まった人々の組織であるから、この第三次産業革命を担うにふさわしい組織であります」と。
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