コラボ・コープOB

生協のOB同士で、交流と意見交換を進める場とします。  自分のこと、お互いのこと、生協のこと、世の中のこと、―-協同・平和をめざして。

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本ブログの再開について

本ブログは2年ほど前から、新たな記事の掲載をやめていました。大変申し訳ありませんでした。
このたび、共同運営者の「かしょう」が管理人を代わり再開することにしました。
あらためて、生協OBの共同ブログとして、生協関係の皆さんが投稿、閲覧、交流に参加されることを期待いたします。

再開、第1号として少し長い論文ですが斎藤嘉璋の「生協と戦争、平和ーその歴史」を掲載します。
安倍政権の「戦争のできる国」を目指す動きが急ななかで、参考にされることを期待します。

第1回・目次

生協と戦争、平和――その歴史

第1部 戦前戦中の生協の歴史
1、 日本の生協の創成期
2、 「新興消費組合」の誕生と発展
(1) 家庭購買組合など市民生協の特徴
(2) 労働者生協と関消連、東京学消など
(3) 組合員活動、家庭会・婦人部活動の特徴
3、 満州事変から日中戦争へ―思想的政治的弾圧
(1) 関消連、東京学消への弾圧強化、解散へ
(2) 香川豊彦等への思想的政治的弾圧
4、 日中戦争から太平洋戦争―戦時統制の強化と生協
(1) 組織統制―政党も労組も解散、個人の自由はなし
(2) 経済統制―生協事業の自由喪失
(3) 太平洋戦争と敗戦―生協に壊滅的打撃
5、 戦争の時代と生協


第2部 生協の平和活動の歴史
1、“平和”は日本の生協の理念
2、原水禁運動の最初――生協の婦人組合員の取り組み
3、生協の反核・平和活動の歴史
 (1)日本生協連中心の反核・平和の取り組み
 (2)統一原水禁運動への参加
 (3)原水禁運動の再分裂―生協独自の取り組み
4、生協の平和活動の特徴
  (1)母親の立場から、被爆者とともに、世界の人々と
  (2)なぜ“平和”かー最近気になること

(中)この小文は、いばらきコープの「コープまなびの場」での講演(2015年1月)を
   もとに加筆したものです。

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大学生協の発展と地域生協設立支援活動(続き)

斎藤 嘉璋
5月20日掲載のオウエン協会研究集会での報告「大学生協の発展と地域生協支援活動」の続きです。
当初、3回に分けて掲載予定でしたが、ここに後半すべてを掲載しました。

大学生協の発展と地域生協設立支援活動(続き)

2、大学生協による地域生協新設・再建支援の経過

1)50年代から60年代の取り組み
 ①50年代の初期的取り組み
  大学生協が組織的に地域生協の設立などの支援活動に取り組むようになるのは60年代からですが、その前から大学生協の経験者が生協の連合会や地域生協に転出するといった事例はかなりありました。
 東大生協の創立メンバーである勝部欣一さん(日本生協連副会長)は49年に日協同盟に就職し、少しおくれて同じ東大生協からは福田繁さん(日本生協連専務理事)や坪井俊二さん、大谷正夫さんが、早大生協からは岡本好広さんや谷川宏さん(4人は日本生協連常務理事)が50年代に日本生協連に入っています。地域生協へは早大生協の創立メンバーで「全協の再建者」であった森定進さん(日本生協連副会長)が54年に武蔵野生協に入っており、同じころ川崎生協にも学生理事経験者が入っています。
関西では同志社大学生協から横関武さん(京都生協理事長、日本生協連副会長)が57年に神戸生協へ、つづいて竹本成徳さん(コープこうべ組合長、日本生協連会長)や友貞安太郎さん(日本生協連常務理事)が神戸生協に入っています。
 大学生協が地域生協づくりに着手した最初は、53年の東大生協による氷川下生協でした。当時の東大生協は経営的に苦しいなか「混迷からの脱却」、「真の生協運動のあり方」をめざし、横浜生協などの見学や戦前からのリーダーとの懇談などを重ね、地域に運動を広げることにしました。利用者のいない「夏休み対策」がもう一つの動機でした。経営的に厳しいなかで反対論もあり、派遣されることになった中山久枝さん(塚崎宏専務夫人)は「東大生協を退職する。半年は給与を持つ」条件でした。徳永直の「太陽のない街」で知られる氷川下での活動は苦戦が続きますが56年に生協設立となり、62年文京勤労者生協と改称、
78年には戸山ハイツ生協とともに都民生協と合併、その歴史はコープとうきょう(現コープみらい)に引き継がれました。
 60年代最初の事例としては61年設立の東京労信販生協への大学生協からの幹部人事派遣があります。この生協設立は東京都生協連が参加する東京労福協が進めたもので主体は東京地評でしたが、東大生協出身の桐原良彰さん(都民生協理事長)が常勤常務となり法政大と早大の生協から幹部職員が派遣され、東北大を卒業してすぐの浅井康男さん(東京都生協連会長)も入りました。しかし、この生協は桐原さんなどの期待した地域化はせず労組主体の信販事業にこだわったため、大学生協からのメンバーは数年で撤退しました。
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大学生協の発展と地域生協設立支援活動

斎藤 嘉璋
この原稿はロバアト・オウエン協会の公開研究会(3月28日)「創生期の大学生協運動とその展開」での斎藤の報告です。同公開研究会では「1950年代、60年代の政治動向と社会状況」(岩垂弘氏)、「当時の学生生活と大学生協の役割」(岡本好廣氏)の両報告に続いて報告し、あわせて参加者による質疑、討議がありました。
この報告の時間が30分しかなく不十分だったこととこのテーマに関心がありながら参加できなかった人から内容を知りたいという声もあるのでここに掲載することにしました。この共同ブログ「コラボ・コープOB」のメンバーは大学生協から地域生協づくりに関わった人達なので、私のこの報告をたたき台に当時の歴史を検証し、自らの経験や想いを寄せていただければいいなという期待もあります。
報告は「1、1960年前後の大学生協、2、大学生協による地域生協新設・再建支援の経過、3、大学生協が果たした役割、4、大学生協の果たした役割の背景と要因」の4節ですが、3回にわけて掲載します。
60年代からの大学生協の地域生協支援の活動は日本の生協運動の本格的な発展に大きく貢献しており、その成果や問題点は今「総括」すべき時点にあると思います。これを読まれた皆さんからこの報告に関し、事実誤認のご指摘をはじめご意見ご感想をいただければ幸いです。「コメント」やメールでのご意見をお待ちします。


大学生協の発展と地域生協設立支援活動

1、1960年前後の大学生協
全国大学生協連が創立15周年を記念して発刊した「大学生協15年のあゆみ」は1957年の比叡山大会以降の数年間を「もっとも充実した時期」と書いていますが、私が学生理事として早大生協と大学生協連に関わったのはそのような時期でした。
「全協」あるいは「全学協」とよばれていた大学生協連の第10回大会(比叡山)では、教育環境整備運動・消費者運動・平和と民主主義の3本の柱を大学生協の基本路線としてかかげ、学生自治会などの取り組む学生運動との違いをはっきりさせました。教環運動の主なテーマは貧困な厚生施設の充実を求めることであり生協が運営する食堂等の施設の獲得・拡充闘争として展開され、消費者運動としては新聞代値上げ反対闘争などこれまで学生運動にはない取り組みがされました。平和・民主主義闘争では勤評、警職法から安保改定反対が取り組まれましたが、これらは自治会などとも共同しましたが、徐々に生協の独自性を強めていきました。
1958年には「全協」は法人化し「全国大学生協連」になり、早大生協なども法人化しますし、それまでの学生専務制から専従専務制への移行が進みます。これまで早大生協では総代会でトップ当選した学生理事が専務になる慣習でしたが、法人化を決めた59年度総代会でトップ当選した私は専従枠選出の森定進さんに専務理事をお願いしました。
この時期の大学生協の特徴は次のように言えます。
① 大学生協の学内外での地位の確立
3つの柱の取り組みで「生協らしさ」を確立し、専従体制を確立し事業経営の強化・安定をはかり、法人化などを契機に教職員をふくむ全学組織になっていったことなどから大学当局はじめ関係諸方面からの評価を得て、社会的な地位を確立していきました。
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映画で街に元気を!子ども達に夢を! みやこ映画生協  

「寄稿」

[西村一郎]

黄色いハンカチで飾った巡回上映100回記念  

「アハハハハ!」
「ワー!」
 映画「クレヨンしんちゃん アッパレ!戦国大合戦」の上映会場である集会所は、子どもたちの笑い声や歓声で何度も一杯になった。
 「ーみんなでみっぺす!ーたろう映画まつり」が、約400世帯の被災者の暮らす岩手県宮古市田老町のグリーンピアで開催されていた。2011年5月7日からスタートした被災地の巡回上映会が、2012年5月27日の今日で100回目となり、それを記念して丸1日を映画の日としていた。
 子ども向けのキッズシアターでは、他に「ふたりはプリキュア Splash Ster」、「仮面ライダー電王 俺、誕生!」、「ポケモン ディアルガVSパルキアVSダークライ」、「ワンピース エピソード オブ チョッパー−+冬に咲く奇跡の桜」を上映し、テーマソングが流れると子どもたちは一緒に大声で歌うなどし、延べ115名がテレビとは異なる迫力を楽しんだ。また賛同者から届いたクレヨンしんちゃんのグッズや、ポケモンとかプリキュアなどは映画館にあるグッズを提供し、映画の後で大ジャンケン大会をしてプレゼントしたことも盛り上がった。
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復興支援いわて生協地産地消フェスタ

「寄稿」

[西村一郎]

復興支援いわて生協地産地消フェスタ

地産地消フェスタin牧野(まきの)林(ばやし)
 「地元の商品をみんなで利用し、岩手を私たちの力で元気にしましょう。第3回復興支援いわて生協地産地消フェスタin牧野林を開催します」
 2012年5月19日の午前10時前である。いわて生協ベルフ牧野林店の広い駐車場で、2日間のフェスタがスタートした。
案内のチラシには、いわて生協の飯塚明彦理事長から「地元の商品を利用し、岩手を復興させてまいりましょう」と題して、次の文が入っている。
「沿岸の漁業・水産加工業をはじめとして、地域生産者のみなさんを応援し、岩手の復興につなげる企画として、今年もベルフ牧野林を会場に『復興支援・地産地消フェスタ』を開催いたします。
昨年は2日間で2万1千人のご来場があり、『沿岸はじめ岩手のものを利用して復興支援を』という気持ちをひとつにすることができました。今年も県内各地の生産者・メーカーさんに多数ご出店いただくほか、たくさんのイベントも用意しております。ぜひ多くのみなさまのご来場・ご利用をお願い申し上げます」
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さいたまコープの総代会に参加して  

[大友弘巳]

 6月8日、さいたまコープの第30回通常総代会が開催され、私もOBとして、傍聴参加させていただきました。
 今回の総代会の焦点は、第4号議案として「新しい生協づくり(組織統合)に関する件」と題された、3生協の組織統合(合併)を進める方向の提案がされたことでした。
 冒頭の理事長挨拶や専務理事からの報告提案の中では、組織統合(合併)の提案に関連して、事業と運動の一体感を高められるようにしていくこと、これからも組合員一人ひとりの意見を聞き、活かすという姿勢を大切にした運営、都県本部を配置し、埼玉でいえば8つの地区を軸に各地域での組合員活動を広げていくこと、(大規模化による)効率化と地域に根ざした活動をしっかり両立させていくこと、店舗事業の黒字構造への転換などが語られました。
 それらを受けて、限られた時間の中でしたが、活発な討議がされました。
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日生協総会への期待 

[田辺準也]

今年も、日生協総会が近づいてきました。といっても、現役をリタイアーした者にとっては,縁遠い会になりました。参加など普通できません。
私は、たまたま、生協運動久友会(日生協連理事OBの会)に属しているために、総会を傍聴する機会があります。今年もぜひ参加したいと考えています。

傍聴して何の意味があるのか、何の役にも立たないのに貴重な席を埋めるのは迷惑か、とも考えますが、生協運動の今、どういう状況なのか、知りたい気持ちは抑えられません。
生涯の大半を生協運動と共にすごした者として、東日本大震災、原発事故という、暮らしを根本から揺るがした事態に生協運動はどう対処したのか、これからどう対処していこうとしているのか、ぜひ知りたいと思うのです。
さらに、今年は、国連の提唱する国際協同組合年です。協同組合運動の歩み、あり方、これからの展望が論議される,のだと思います、それも大きな関心です。
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 労組も協力し復興支援を

「寄稿」

[西村一郎]

生協労連の目指すもの
 1968年に82単組6,094人で結成した全国生協労働組合連合会(生協労連)は、2011年には170単組で68,697人となり、対象職員の50%強を組織している。なお内訳は、正規18,816人、その他月給者2,652人、パート46,729人、介護ペルパー494人で、パートの構成比が高い。またパート部会、女性部会、青年部会、大学部会、学校部会、介護部会の専門部を設けて分野別の対応にも目配りをし、共通の課題は以下である。
 ①ディーセント・ワークの実現 ②男女共同参画社会の実現
 ③平和とよりよい生活のために ④最低賃金を引き上げよう・均等待遇の実現
 ⑤食の安全の確立をめざして  ⑥いのちと健康をまもるために
 ⑦地球温暖化をとめよう、グリーン・ジョブを実現しよう
 震災直後から生協労連は、被災地への支援活動を積極的に展開してきた。
  
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この間の情報2件について思うこと

[大友弘巳]

<1、「イタリアの生協の動向」を読んで>
 3月に生協総研から発行された生協総研レポートNo.69「欧州生協の動向2011」に、第3章として「イタリア生協の動向」が報告されていました。
 まだイタリアの生協連の2011年度の年次報告書は発表されていないとのことで、イタリアの生協の全国的状況は2010年の年次報告書に基づく報告であり、2011年度のことは、イタリア第2位の生協コープアドリアティカからの速報的報告の範囲での情報です。
 ギリシャに端を発した欧州の経済危機がイタリアにも及び、ベルルスコーニ政権の崩壊、マリオ・モンティ首相による財政均衡政策の実施などの激動の下でも、イタリアの生協は、2011年度も引き続き着実に前進を続けていることが報告されています。
 2010年度は、全国での組合員数の増加は例年並みの3%(740万人へ到達)でしたが、2009年に開催された第7回全国組合員集会で論議された組合員の参加を強めるための方針の実現に向けた活動の最初の年として、全国的に以下のような点への取り組みが進められており、組合員参加の強化のための努力が真剣に重ねられていることが注目されます。
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組合員の財産の統合について、きちんと検討と説明を

[大友弘巳]

<生協の合併は、組合員一人ひとりからの賛同が必要な理由>
 以前にも述べた通り、合併とは、事業の統合、組織の統合だけではなく、経営の統合、資産の統合も行うことです。
 資産の統合の一部として、組合員一人ひとりが出し合っている出資金や、事業経営の中で生み出された剰余金(それは積立金や準備金の形で組合員の共同財産として蓄えられています)などの財産の統合(いわば財布を一つにする)も行います。それらはすべての組合員に権利があることですので、その取扱いについては、組合員一人ひとりから賛同いただくことが当然に必要なことと考えなければなりません。
 生協法でもそのように配慮して決められており、改正されるまでは、文字通り過半数の組合員が出席する総会で3分の2以上の賛成による議決が必要でした。
 組合員数が多くなって全員が一同に集まることは困難になった中で、書面による議決参加を取り入れ、過半数以上の組合員の書面による議決参加を得て、その3分の2以上の賛成を得て議決する方式が一般的になりましたが、それはまぎれもなく総会の一つの方法であり、大方の組合員の賛同を得ることによって、すべての組合員にそれに従っていただく拘束力を持てることになっています。
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セブン‐イレブン弁当宅配料無料化!  ~5月7日から全国1万店で開始

[大友弘巳]

 4月12日のこのブログのページで懸念を伝えていた通り、セブン‐イレブン・ジャパン社は、子会社のセブン・ミールサービスと連携して、500円以上の注文からお届け料無料化を、5月7日から、全国の加盟店1万店でスタートすると発表しました。
 詳しくは、「セブン‐イレブン・ジャパン ニュース・リリース」(5月1日号)の記事を参照してください。(以下のURLをクリックすると表示されます)
http://www.sej.co.jp/dbps_data/_material_/localhost/pdf/2011/20120501mi-rusa-bisu.pdf
 既に、産経新聞が取材したニュースの記事も以下のように報道されています。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120501/biz12050118100014-n1.htm

残りの4,000店は順次拡大とされており、準備の時間の問題と思われます。
第1次で一挙に1万店で実施とは、並々ならぬ力の入れようと感じられ、弁当生産、物流や情報システムなど、周到に準備が進められてきたことがうかがえます。
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つながり温もり求め ーパルシステムの復興支援ー 

「寄稿」

[西村一郎]

パルシステムの理念
 組合員のくらしのパートナーとなり、循環型社会づくりに貢献し、人と人との協同の広がりをめざすパルシステムグループ(パルシステム連合会と各会員生協・子会社)は、1都9県(東京都/神奈川県/千葉県/埼玉県/茨城県/栃木県/山梨県/群馬県/福島県/静岡県)の11会員で、2011年3月31日の会員の組合員数は130.3万人で、総供給高は1,903億円となっている。
「心豊かなくらしと共生の社会を創ります」を理念とし、生協の原点である「人と人とのたすけあい」を21世紀型システムとして進化させ、独自の個人対応型くらし課題解決事業:パルシステムを創造し、安全で安心な商品を玄関先まで届ける商品の供給を中心に、健康、環境、住宅、保険など、組合員一人ひとりの「くらし課題解決」に貢献している。
この理念に沿い、今回の震災の救援と復興支援の基本的な考えは以下としている。
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上尾市での流通業激戦化にどう向き合うか、大いに議論を

[大友弘巳]

<「地域でいちばん大切にしたいお店」~OB仲間からの意見 その1> 
 上尾の激戦の難局をどう乗り越えるか、私より若く、しかし経験豊かなOB仲間たちから寄せられた傾聴に値する意見を二つ紹介したいと思います。 
 一つは、3月31日の朝日新聞「be」版に、2ページにわたって紹介された「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者「坂本光司氏(法政大学教授)」の経営論から学ぶ必要があると言う意見です。
 「経営層の仕事は、徹底して社員のモチベーションを高めることであり、顧客満足度や業績向上は社員の仕事である」、というシンプルな経営論です。「情報を伝え、現場の職員・パートさんの主体性を引き出し、本部(さいたまコープとコープネット)がバックアップするというのが基本です。利用しやすい買い場、清潔な買い場、親切で気持の良い瀬客応対、負けない鮮度と応分の価格など、『コープへの信頼』を高めなおすチャンスにしないといけないでしょう」と述べています。
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2012年度、迫り来る流通業大激戦への備えは?

[大友弘巳]

<宅配事業での最大の懸念は、セブン‐イレブンの弁当宅配の無料化>
 コープネットグループの各生協はすべて、3月21日から2012年度がスタートし、4月度の3分の2が過ぎていますので、月度の供給見込みがほぼ予想される時期と思われます。
 1年前は、東日本大震災により、コープネット事業連合の冷凍食品のセットセンターの設備が崩壊したため、さいたまコープでは約1ヶ月間、冷凍食品の供給はいっさいストップし、供給高が大きく落ちこんだ時期でした。
 先月3月度は、1年前の12日から月度締めの20日まで落ち込んでいた分を挽回して、前年より大幅に供給が伸びたのに続いて、4月度は20日間ほどの分は前年の落ち込みを挽回できたわけで、それだけでも大幅に供給は伸び、それ以外に新加入組合員の増、利用定着の取り組みの進歩、組合員一人当り利用を高めていただけるような事業改革・革新の取り組みの成果が加わって、さらに大きく供給高が前年より伸びているものと推測されます。
 そのように高い伸び率が続いて、せっかく4年ぶりに明るい気分なっているときに水を差すようですが、昨年11月23日にこのページで情報提供した、セブン‐イレブンが弁当配達料を無料化する件で、都内での実験を踏まえてこの春から順次全国に広げる予定とされていたことについて、その後きちんとした情報収集や、それに備えての対応策の検討がどこまでされているのかが気にかかっています。
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「夢アンケート」の結果を正直に報告すべきです

[大友弘巳]

<正直に事実を知らせることは、理解と納得のための「最低必要条件」です>
 前回、「生協というのは、組合員の納得でもっているんだよ。そのことを忘れてはならない」と、大先輩が口癖のように語っていたことを紹介しました。
 言うまでもなく、生協は「組合員の出資、利用、運営」三位一体の参加によって成り立っている協力共同の組織であり、事業体であり、運動体です。
 組合員一人ひとりの直接の出資や利用や運営への参加が、強まるか、弱まるかによって、生協の発展性や持続可能性に大きな影響が現れます。
 組合員一人ひとりの出資や利用や運営への参加が強まるかどうかは、生協に対する信頼に基づく支持、言い換えれば理解と納得に基づく協力の気持が高まるかどうかにかかっています。
 組合員のくらしに役立つこと、組合員の声を良く聞きその実現に努めること、参加して良かった、ためになったと実感できること、事業経営が健全に続けられていること、働く職員が生き生きとしていて組合員に親しまれていること、などなど、信頼と支持、理解と納得、そして協力を得る上では多くの要件がありますが、組合員に対して誠実で正直であることは最低限の必要条件ではないでしょうか。
 10数年前、コープネットにコープとうきょうが加入することでの話し合いを進めていた頃、コープとうきょうのトップの方々は、コープとうきょうが最も大切にしていることは「正直」ということだと胸張って語られ、まぶしく感じたことを思い出します。 
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『生協の持続的発展を願って』について 現在の社会的状況と協同組合の改革事例で考えてみる

「寄稿」

[岡本好廣]

『生協の持続的発展を願って』について
    現在の社会的状況と協同組合の改革事例で考えてみる
   

  大友弘巳著『生協の持続的発展を願って』を読んで、現在の社会や経済の状況をどう理解すべきか、それとの関係で協同組合、特に生協の在るべき姿を考えてみることにした。一読したところ著者の主張と私の考えは共鳴し合うところが多い。少し回りくどくなるが、私流の書評として呈したい。

「事実」と「真実」の違い
日本は1992年以降昨年末で892兆円もの国と地方財政の投入と世界に類を見ないウルトラ金融緩和を続けながら、デフレは一向に改善しないだけでなく、ますます深刻の度を加えている。これは何故なのか、今後どうなっていくのか?この疑問に正面から答えた説得性ある本がある。水野和夫著『終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか』(日本経済出版社刊)である。著者は5つの証券会社で長年エコノミストを務め、三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミストを最後に退職し、現在は埼玉大学大学院経済学研究科客員教授の職にある。テレビの経済解説でも知られているが、証券エコノミスト出身とは思えない深い思想をもった経済学者である。
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「“夢”アンケート」に思うこと    

[大友弘巳]

<前代未聞の79万人からの回答、しかし、>
 昨年11月、ちば・さいたま・とうきょうの3生協それぞれの地区総代会に、組織合同協議会からの検討報告(案)「新しい生協をめざして 総代のみなさんへ」が報告されてから2ヶ月経って、1月中旬から下旬にかけて、3生協で一斉に「“夢”アンケート」が全組合員274万人(さいたまコープでは約85万人)を対象に実施されました。
 生協法の改正によって、合併は総代会でも決められるようになったとはいえ、後日、組合員の5分の1以上からの請求があれば総会を開催しなければならないということも定められており、合併は、総代会の前に大方の組合員から理解と支持を得た上で、総代会で議決することが前提となっていると考える必要があります。
 上記の「検討報告(案)」の中では、「多くの組合員よりご意見をいただくため、本書のダイジェストを組合員一人ひとりに広報し、幅広くご意見をいただき、ともに創り上げていきます」とされていましたので、それは大変前向きだと受け止め、どのように具体化されるのかと、注目して見守ってきました。
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『悲しみを乗り越えて共に歩もう 協同の力で宮城の再興を』 の刊行に寄せて

[大友弘巳]

 上記の書が、東日本大震災から丁度1年目の今日、3月11日付けで合同出版から発行されました。この日に合わせて発行すべく準備されたものと拝察されます。
 著者は、このブログ「コラボ・コープOB」に、毎月月初めに寄稿をいただいていてお馴染みの西村一郎氏です。
発行日を前にして私へも贈呈下さった本が数日前に届きましたので、11日の前に読み終わろうと考え、一気に読ませていただきました。
 既にこのブログで公開されている内容も一部含まれていますが、大半は初出です。
 みやぎ生協をはじめ、あいコープみやぎ、大学生協、松島医療生協、ワーカーズコープなどの皆さんが、組合員の生命とくらしの危機に臨んで、被災された組合員と地域住民のお役に立つべくいかに緊急に対応し、奮闘したか、生協の職員たちの働き、組合員自身の協同助け合い、そして全国の生協からの支援活動など、丹念に取材して掘り起こし、さらに、事業所や取引先生産者の復旧、復興支援の取り組みなどまで、「被災地に生協あり」の姿を描き出しています。
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「生協の持続的発展を願って」の刊行についてのご案内と、「もくじ」のご紹介

[大友弘巳]

 このブログの開設以来3年余の間に、私が投稿した記事は70通ほどになりましたが、そのうち45通を選んで、このたび「生協の持続的発展を願って」と題する本を自費出版しました。PRで恐縮ですが、以下ご紹介させていただきます。

 ブログには馴染みのない方にも読んでいただきたいと考えたこと、ブログを見てくださっている方にも一度にまとめてご覧いただけるようにしたいと考えたこと、自分が6度目の年男として一つの節目の時を迎え、これまでのまとめをしておきたいと考えるようになったこと、そして、首都圏3生協の合併の議論が具体化してきている中で、事業の革新や事業連帯のあり方、合併の検討、などについて、広く熟議を尽くされることを願う気持が強まってきたこと、などが重なって、自費出版を思い立ちました。
 これまでお世話になり、ご交誼いただいてきた皆様に謹呈させていただく発送が既に終わりましたが、500部ほどのわずかなことしかできず、残念に思っておりました。
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被災地からも東北の支援を ーちばコープー

「寄稿」

[西村一郎]

千葉県の被災状況
 東北3県に比べると千葉県の被害は少なくて、あまり全国的なニュースにならなかったが、津波は銚子から九十九里浜の海岸を襲い、また震度6弱の強い揺れで浦安市などは液状化現象が発生した。
 千葉県防災危機管理監防災危機管理課の発表によれば、平成 24 年 1 月 4 日現在県内の被害は以下となっている。
 人的被害
死者20人、行方不明者2人 負傷者 251人
 家屋の被害
全壊 799棟、半壊 9,810棟、一部破損 43,510棟
床上浸水 153棟 床下浸水 722棟 建物火災 15件
 さらには福島第一原発の事故による放射能は、千葉県北部の柏市や松戸市などに流れ、いわゆるホットスポットの地域が点在し、震災後に住民の転出が増加している。千葉県の発表によれば、平成24年1月1日の県内人口は6,206,334人で、この1年間で10,693人減少し、率では0.17%のマイナスとなっている。千葉県の人口は、まだ数年微増すると予測されていたので、ここにも震災の影響が出ているとみてよいだろう。
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「流通サバイバル」時代の新たな競争戦略

[大友弘巳]

 私事ですが、思いがけず、1月下旬から2月上旬まで入院し、その後は自宅で養生に努めておりました。 幸い経過が順調で、体力も回復してきました。
 そんなわけでコラボへの投稿をしばらく休んでおりましたが、ようやく再開できるようになりました。

 「週刊東洋経済」2月11日号の特集、「流通サバイバル」を読みました。
 2011年は、震災特需が小売業全体を底上げし、それに助けられた企業が多かった、しかしそれによる業績改善はあくまでも一時的な現象にすぎず、震災特需が剥げる2012年、流通小売企業を待つのは熾烈なサバイバル戦。その中で突破口を切り開き、再編・淘汰の波を乗り越える企業はどこか、という見つめ方がされています。
流通小売業が生き残るための競争戦略として三つのことが取り上げられています。
 一、場力を生かせ、駅立地の求心力
 二、インフラの駆使によって業態を超えた顧客開拓
 三、(ネット通販市場では)リアルと連動したネット力の発揮
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「2012年・国連国際協同組合年について」 -改めて協同組合の役割を考える-

「寄稿」
 以下の講演録は、「三水会」主催の交流会「花の雑学」の例会において、岡本好廣さんが講演されたときのもので、同会のご好意によって転載させていただいたものです。
長文ではございますが、国際協同組合年に当り、「改めて協同組合の役割を考える」スタートとして、掲載させていただくようお願いしました。
 「三水会」は1987年に発足したIT関連の異業種交流会で、以来35年近く、毎月欠かさず例会を開催しておられます。
 そのホームページ「花の雑学 三水会便り」のURLは次の通りです。貴重な講演録が多数ご覧になれます。
  http://www.hone-kenko.org/sansuikai/sansui_new.html 
                                   管理人「少老朋友」より

[岡本好廣]

1.国連国際協同組合年の目的と意義
(1)国際協同組合年制定の経過   

 国連事務総長は2年に1度協同組合に関する報告書を発表し、協同組合の経済及び社会開発への貢献について報告している。2007年の「協同組合と社会開 発」に関する事務総長報告についての論議の後に採択された決議で、「国連事務総長は各国政府並びに関連国際機関と協議し、国際協同組合に関する国際年を宣言する」ことが望ましいとされた。
  これを受けて2009年の事務総長報告(「協同組合と社会開発」A/64//132、2009年7月19日)は、社会経済開発と世界の食糧・金融危機の観 点で協同組合が如何に長期的に貢献しているかを強調し、「協同組合に関する国際年」を制定して協同組合の振興を図ることは時宜を得たものであることを表明 した。
  こうした経過を踏まえて2011年10月31日の国連総会は、2912年を「国際協同組合年(International Year of Co-operatives=IYC)」とすることを満場一致で決定した。国連は各国政府にIYCに向けた委員会を設置するよう呼びかけた。日本では外務省人権人道課が国連との窓口になって進めることになった。

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映画「第4の革命」を観て

「斎藤嘉璋」
 先週の8日、四谷の主婦会館プラザエフで上映されたドイツのドキュメンタリー映画“第4の革命”を観ました。私が関わりを持っている東都生協で昨年末に原発・エネルギー問題で組合員アンケートをとったのですが、その自由回答欄に「生協でもこの映画の上映をしてほしい」との意見があり、気になっていた映画です。主催した主婦連からもらったチラシには「エネルギー・デモクラシー、2010年ドイツで13万人動員、ドイツを変えたドキュメンタリー、100%再生可能エネルギーへのシフトは実現できる!」とあり、脱原発を願っている者として期待してでかけました。
 この映画がドイツで上映されたのは2010年であり、紹介される太陽光や風力など再生エネルギーの取り組みはごく最近のものではない。また、制作意図も石油を中心にする従来型エネルギーからの転換であり、単純に脱原発を訴えるものではない。そのため一緒に観たA君は「福島原発事故のあとの現状で生協などの学習会などに使うにはピンとこないのでは」という感想でした。しかし、昨年3月の福島原発事故のあとこの映画がテレビ放映された時には200万人が視聴し、5月にドイツ政府が「2022年までに脱原発」の決定をすることに大きな影響をあたえたといわれるだけの迫力あるドキュメンタリーであり、私は生協関係者にはぜひ見てほしいと思いました。
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市民主体の就労創出  労協センター事業団(ワーカーズコープ)

寄稿

[西村一郎]

震災対応人材育成事業がスタート
 「懇談会を繰り返す中で、何かしたいとか地域に役立ちたいとの声を聞き、自らの力で仕事を立ち上げたい人のいることがわかりました。事業所や全国の仲間もいれば、これからも出会う地域の人々が大きな力になってくれます。皆さんの頑張りが、登米(とめ)市と南三陸町に必要な仕事づくりにきっとなります。そのことによって被災地全体の励ましになるような素敵な事例を、ぜひ一緒につくっていきませんか」
 日本労働者協同組合連合会(労協連)の東北復興本部長である田中羊子さん(40歳)の、凛とした声が会場に流れた。
 2011年10月3日のことであった。宮城県北部にあるNPO法人ワーカーズコープ登米事業所で、「仕事おこし講座」の開講式があった。正面の壁には、「広がれ地域の輪、福祉の担い手みんなの力」と力強く横に手書した紙を貼ってある。市から「緊急雇用創出事業 登米市震災対応人材育成事業(起業型)」をワーカーズコープが受託し、その日は受講する16名の新しい組合員が参加し、田中さんの話の後でそれぞれが自己紹介をした。
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「生協も『脱原発』へ」と「リベラル21」で紹介

[管理人 少老朋友]

ジャーナリストの共同のブログ「リベラル21」に、岩垂弘氏が「生協も『脱原発』へ」と紹介する記事を掲載しています。
下記のURLをクリックすればご覧になれます。
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-1865.html

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「2012年全国政策討論集会」の感想と問題意識のズレ

[加藤善正]
 このブログをご覧頂いている皆様、今年も宜しくお願い申し上げる次第である。100枚を越える年賀状では「おめでとう」と書きながら、今年ほど新年が「おめでたく」感じなかった正月は無かった。東日本大震災(地元の新聞にはこの災害のネーミングをこのように呼ぶことへの批判が多く、「平成三陸大津波」と呼ぶほうがよいという提言があったが、私も「東日本」という表現には違和感があるが・・・)による2万名近い死者・不明者の無念の死と一瞬にして「衣・食・住」を失い、「医・職・住」の先行きに目処がたたない多くの犠牲者の身に思いを寄せる時、「おめでとう」という気持ちが萎えて仕方が無かった。加えて、国民の声を無視して「TPPへの参加」「税と社会保障の一体改革」(一体改悪)「原子力ムラに巣食う輩の無反省な態度と再稼動の策動」「民主党内閣の防衛大綱・武器輸出3原則の緩和」「衆参院の憲法審査会の始動」など、新年を迎えた今年の我が国の姿は、民主主義を大きく後退させる出来事が目白押しという状況である。
 しかし、このおめでたくないこれからの1年を決して諦めることなく,99%の人びととの連帯を固めて、1%の人々が権力を振りかざして進める「利潤の最大化」の醜い策略と真正面から闘う決意に燃えた新年でもあった。

 
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「アークスグループ」の「八ヶ岳連峰経営」に思う

[大友弘巳]

 北海道のアークスと東北(青森県)のユニバースの経営統合について
 昨年秋、朝日新聞に、「地場スーパー再編 進む―北海道のアークスと東北のユニバース統合」という記事が大きく報道されました。
 また、12月に発売された雑誌「食品商業」の2012年1月号に、「リージョナルのポテンシャル」という特集が組まれ、その冒頭に「アークス」が紹介され、そこでもユニバースとの経営統合が主要な話題となっています。
 アークスとユニバースの場合は同じ食品スーパー同士の統合ですが、朝日新聞で、他の事例として挙げられている、「四国のマルナカが、イオンの傘下に入って役員の派遣を受け、子会社となる」や、「大阪の近商ストアは、セブン&アイ・ホールディングスの資本参加を受け、物流や調達の共通化を図る」などは、二つの巨大流通グループの子会社またはグループ会社となる形での再編でした。
 こうした再編が進む背景として、高齢化や人口減が進み「市場の縮小」が進んでいること、大手スーパーとの競合に加え、コンビニや薬品チェーン、百円ショップなど「異業種との競争激化」、デフレ傾向が続き値下げ競争を強いられる、店舗の改装、IT化投資にも多額の金が必要、創業者が引退する年齢にさしかかって「後継者難」に悩んでいること、などが挙げられており、それらはほとんど日本の各地の生協にとっても共通している問題です。
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2011年を振り返って

[大友弘巳]

 <私にとっての、この1年の大きなできごと、三つ>
 この1年を振り返ると、私だけでなくどなたにとっても、「東日本大震災と福島第一原発の重大事故」が最大のできごとだったのではないかと思われます。
 大震災の災害、とりわけ巨大津波の猛威をテレビ画像でリアルタイムに見聞したこと、水素爆発で崩壊した原発の建屋の映像(先日のNHKスペシャル「原発メルトダウン」で当時の真実が明らかにされました)、そして、7月上旬には宮城県と岩手県、8月中旬には福島県の被災地を訪問する機会を得て、自分の眼で確かめた災害の状況など、忘れられないものとなっています。
 9月19日に開催された「さようなら原発集会」にOB仲間と一緒に参加して、かつてのデモとは違う雰囲気のパレードを体験したことも、感銘深いことでした。
 二つめは、被災地の生協の活躍と、全国の生協による震災支援活動の取り組みです。
日生協の震災支援活動専用ブログが開設されて、情報交流がなされるようになったお陰で、被災地の各生協の頑張りも、全国の生協からの支援活動の様子も、迅速に見聞できました。
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首都圏3生協「合併協議」検討状況報告を読んで

[大友弘巳]

「合併協議」のポイント3点
 さいたまコープの組合員向け広報誌「にじのひろば」12月号の「理事会だより」に掲載された理事長の挨拶の中で、「組織合同の協議については、この間『将来にわたって役に立つ生協のありたい姿』について検討をいただき、より大規模になっても運営のきめ細やかさをどう徹底していくのか、生協としての価値をどう高めていくのか、『私の生協』という実感を大事にしていくための活動のあり方などを話し合ってきました。」と述べ、あらためてポイントになっている点として、以下の3点を挙げています。
 1点目は、改正生協法に込められた「社会から生協に期待されていること」にしっかり応えていくことです。地域社会への貢献はコストもかかることなので、だからこそコスト構造を変え、事業革新をすすめ、首都圏共通の課題に挑戦していくことを通して将来にわたって利用し続けることのできる生協をめざしていきます。
 2点目は、事業連合と単協の役割分担では期待に応えきれず、事業と運動を一体のものとして総合力を発揮する組織へと「前にすすむ」ことが必要と考えています。
 3点目は、地域が広がり規模が大きくなることは、役立ち度を高めていく条件ですが、地域に根ざして「私の生協」が実践されて初めて生協への期待も高まるといえます。県内においても、8つの地区を基本にきめ細かい運営を目指していきます。と。
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生協のアイデンティティを再確認し ―あいコープみやぎ― 

「寄稿」

[西村一郎]

Wa!わぁ祭り
 「ドドーン!ドドーン!」

 揃いの半被を着た若者たちが、会場内に太鼓の音を響かせた。老いも若きも参加した、閖上(ゆりあげ)太鼓保存会のメンバーであった。今回の震災では、大きな被害のあった宮城県の南東部の地で活動している。
 全体が太鼓で盛り上がり、次は「あいコープみやぎ」理事長の吉武洋子さんから挨拶があった。
 「みなさんの支援のおかげで、やっとここまできました。福島原発の事故は冷温停止になったのでもう収束したと思っている方もいるかも知れませんが、決してそうではありません。私たちは蟷螂(とうろう)の斧(おの)かも知れませんが、危険な原発に依存しなくて安心して暮らすことのできる社会のために、これからも元気に取り組んでいきましょう」
 次の挨拶は、取引先の協議会である共生会の橋英雄会長であった。
「私どもの3つの工場が津波でダメになり、もう立ち上がることができないと思ったこともありました。それでも各地の生協からご支援を受け、再スタートの目途がおかげさまで立ちました。生協が素晴らしい組織であることが、この震災で良くわかりました」
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